Alibaba Group(阿里巴巴集団)は、傘下の Alibaba Taiwan Entrepreneurs Fund II(阿里巴巴台湾創業者基金)がブティックフィットネスのプレミアムブランドとしているジム運営会社の Space Cycle による1億人民元のシリーズ B ラウンドをリードしたことで、ライフスタイル・フィットネス分野に間接的に進出した。このファンドは、起業家が Alibaba …
Space Cycle のスタジオで、「Fitness 3.0」の代表メンバーら Image credit: Space Cycle
Alibaba Group(阿里巴巴集団)は、傘下の Alibaba Taiwan Entrepreneurs Fund II(阿里巴巴台湾創業者基金)がブティックフィットネスのプレミアムブランドとしているジム運営会社の Space Cycle による1億人民元のシリーズ B ラウンドをリードしたことで、ライフスタイル・フィットネス分野に間接的に進出した。このファンドは、起業家が Alibaba のエコシステムを活用して事業を拡大する手助けをしているが、今回の資金は最新スタジオの開設や Space Cycle のオンラインプラットフォームおよびオフライン・ツー・オンラインのプレゼンス拡大に用いられる。
Space グループは2005年から中国でヨガスタジオを運営しており、 Space Cycle は昨年に中国本土への進出を果たし、現在は北京、上海、台北にスタジオを持つ。その人気は米国で証明済みだが、Space Cycle はテクノロジーを活用してエンターテイメントとグループでのフィットネスを組み合わせている。このジムでは、中華圏の音楽プラットフォームから特別に選ばれた曲が流され、スタジオのソフトウェアが照明、音響さらには動画マッピングまでを制御している。各クラスでの音楽の活用方法やソーシャルメディアを通してのユーザとの関わりについて、インストラクターは研修を受けている。
Alibaba Taiwan Entrepreneurs Fund は、現地の若い起業家や新卒者を支援するために2015年に設立された非営利のプロジェクトだ。この取り組みでは、投資資本とメンターシップを提供している。目的は、起業家がこの支援を活用し、Alibaba のエコシステムを通して中国本土の海峡をまたいだ両地域およびその他の国々での足場を築くことである。
コネクテッドロボティクスは2014年、産業⽤ロボットコントローラ開発を⻑年手がけ、東京大学で NHK ロボコン優勝の経験を持つ沢登哲也氏(現代表取締役)により設立。2017年4月からは、たこ焼きを自動調理するロボット「OctoChef」を開発している。同社は OctoChef で昨年、Startup Weekend Robotics で優勝、KIRIN アクセラレータ 2017 や IBM BlueHub 第4期に採択された。OctoChef の本番製品の販売が今春に開始される目処がついたことから、今回の資金調達に至った。
OctoChef Image credit: Connected Robotics
コネクテッドロボティクスは、深刻化しつつある飲⾷業の⼈⼿不足解消と、⽇本の魅力ある飲食店の海外進出支援にフォーカスしており、今後、ロボット制御と AI 技術の開発をさらに進化させるとしている。たこ焼き調理ロボット以外にも、カレー、寿司、牛丼、ソフトクリーム、焼き鳥(串焼き)などの自動調理にも取り組む計画。また、個別飲食店舗、ショッピングモール、駅、サービスエリア、アミューズメント施設、大規模イベントなどと、調理ロボットの試験運用や設置で協業を図りたいとしている。