CES のように全テクノロジー界を網羅するイベントは存在しないため、ここに示した数字はある種、テック経済において一番先頭を行くものだ。企業は自らがクールだという確信を持って CES に参加し、私もまた参加することで、最新技術についていくことができる。ベネチアンホテル内に開設されるスタートアップエリア「Eureka Park」では、900社超のスタートアップに会うことができるだろう。昨年の600社から大幅に増加した。政府リーダーも少なくとも118人が参加し、間違いなく、彼らの多くはネット中立性の崩壊について話を交わすだろう。しかし、昨日(3日)のイベントには、アメリカ連邦通信委員会委員長の Ajit Pai 氏が姿を現した。
Apple は CES に参加しないが、他のテック大手たちは参加する。まさに来週、ここにテック業界が一堂に会するわけだが、最近はゲームイベントでもこういう機会はそう多く無い。昨年の CES について興味があれば、ここから読んでほしい。
サバイバルヒント
CES 2017 でのインテルの展示ブース Image Credit: Dean Takahashi
CES におけるサバイバルヒントの多くのは長年の使い回しだが、新しい荷物持込ルールと警備の強化によって、すべての行動により時間がかかることになるだろう。したがって、荷物を少なくして来訪すべきだ。荷物は内容検査の対象となる可能性がある。我々はその面倒を1年前に経験しているが、スケジュールを計画する際には、遅れが生じる可能性があることを忘れずに考慮に入れてほしい。
今回変化したことの一つとして、バッジに写真が入り、個人確認がやりやすくなり、他の人々とバッジをシェアをしづらくなることが挙げられる。荷物は2つまで、3辺が12×17×6インチ(30×43×15センチメートル)未満である必要がある。CES バッチと政府が発行する写真入り ID が必要。可能であれば、バッジは空港か、これらのロケーションのいずれかでピックアップした方が望ましい。
混雑するフライトでは、荷物を少なくした方がいい。サウスウエスト航空を使うとき、私はいつもきっちり搭乗24時間前にチェックインするようにしている。素早く移動する必要がなければ、荷物は預けた方がいい。タクシー待ちやレンタカーのチェックインには、長い列ができていることを覚悟しよう(駐車場が十分には無いため、昨年の CES では Uber や Lyft のようなサービスが便利だった。)
CES 2016 での、マイクロソフト主催のパーティー Image Credit: Dean Takahashi
Brian Krzanich 氏が、モンテカルロ・パークシアターで月曜日午後6時30分に、CES 公式オープニングキーノートを司会する(そう、ベネチアンに行ったら、それは間違い)。キーノートでは、CTA の Shapiro 氏が早番到着の参加者を歓迎する。私は、ミラージュホテルで開催されるプライベートパーティ「Pepcom Digital Experience」の夜のクロージングを担当する予定。CES のパーティーで人に会うと、最もよくされる質問は「今日、何を見ましたか?」というものだ。彼らはたいていの場合、見ておくべき、あるいは、友人に伝えるべき記事のネタやガジェットを探しているので少々迷惑ではあるが、その日に見たものについての考えを研ぎ澄ましてくれるので私は気にしない。悲しいことではあるが、たいていの場合、本当に重要なものは何もに無い。
9日(火)
CES 2017 には、260万平方フィートの展示会場に、推定18.4万人を集めた。 Image Credit: Dean Takahashi
午前10時、大規模会場でショウフロアが正式にオープンする。イベントが開催される11会場は、ラスベガス・コンベンションセンター、ワールドトレードセンター、サンズ・エキスポ、ベネチアン、アリア、モンテカルロ、ヴィダラ、パラッツォ・スイーツ、ウィン・ラスベガス、アンコール・アット・ウイン、ウエストゲート・ラスベガス、ルネッサンス・ラスベガス。キーノートスピーカーは、CTA の Gary Shapiro 氏、フォード CEO Jim Hackett 氏、Huawei(華為)コンシューマビジネスグループ責任者 Richard Yu 氏ほか。デルのプレスイベントは火曜日朝に開かれる。
まだ、トークを聞きたいなら、クアルコム社長 Cristiano Amon 氏が、午前10時から11時までベネチアンのパラッツォ・ボールルームで講演する。他にも、ベライゾンの Hans Vestberg 氏、Baidu(百度)の Qi Lu(陸奇)氏、SDxCentral の Sue Marek 氏などが講演。他の時間帯には、他にも多くの人々が講演予定。ショウフロアは午前9時にオープンする。
11日(木)
Hisense の展示ブースでは、大きなモニターとドライビングポッドで、レースも体験できた。 Image Credit: Dean Takahashi
人混みが嫌いなら、この日こそ姿を現わすべき日かもしれない。VentureBeat のクルーはこの日までに現場を離れているが、それぞれ自宅に戻って CES のトップトレンド、最高のプロダクトやサービス、素晴らしい写真を選ぶのに注力しているだろう。しかし、ショウフロアは午前9時から午後4時までオープンしている。
価格は1,100米ドル以上。高価に聞こえるかもしれないが、よいスーツケースはお金がかかるものだ。Travelmate にはデバイス充電用に USB ポートが2つ、人間工学に基づいたハンドル、スマートロック、スピーカー、バッテリー、人混みの中を正しく誘導するセンサーが備わっている。私は飛行機に乗ろうとするとき、手にはコーヒー、背中にはバックパック、もう一つの手ではローラーバッグを引いているなど、完全に手がふさがっていることがある。このような製品は、非常に便利かもしれない。
The News Lens はまた、同社が(Alphabet 傘下)Nest 台湾のマネージャー Felix Hong 氏から、調達額非開示のエンジェル出資を受けたことも明らかにしている。Fong 氏はテック、IoT、中華圏のスタートアップエコシステムにおいて広範なバックグラウンドを持っており、The News Lens のコンテンツ配信や国際的なリーチで将来プレゼンスを築き、またコンテンツへのアドバイスで重要な役割を担うこととなる。Fong 氏はまた、INSIDE のポジショニングやブランド構築にあたり、The News Lens を支援する。
The News Lens は昨年早く、シリーズ B ラウンドで資金調達した。投資家には、North Base Media(ワシントンポストの前エグゼクティブエディターで、ウォールストリートジャーナルのマネージングエディターの Marcus Brauchli 氏が共同創業)、WISKEY Capital、Walden International、Trinity Investment などが名を連ねる。
The News Lens(関鍵評論)のチーム Image credit: The News Lens(関鍵評論)
The News Lens の CEO 兼共同創業者の Joey Chung(鍾子偉)氏によれば、INSIDE とそのライフスタイル・サブブランドの ELD の買収を受けて、The News Lens の月間ユニーク訪問者数は800万人に近づくことになる。The News Lens は香港にオフィスを持ち、香港版や東南アジア版など(台湾以外にも)3つのデジタル版を保有、さらに、英語による国際版サイトも運営している。
INSIDE は特集記事を供給するため、数十人のフリーランサーと協業している。INSIDE は The News Lens との提携により台湾地域外への展開を開始し、台湾のスタートアップビジネスや革新的な製品・サービスを世界中の人々へ紹介する計画だ。
The News Lens の共同創業者 Chung 氏は、次のように語っている。
The News Lens が持つ販売、動画、IT、国際的な市場プレゼンスを活用し、異なるバーティカルを包括してターゲット読者に届けるという、次なる戦略に着手した。初期の経営統合の経験を、将来ブランドを統合したり紹介したりするためのテンプレートとして活用し、INSIDE のコンテンツ提供や国際読者へのリーチを拡大したい。
The News Lens のチーフコンテンツオフィサーで共同創業者の Mario Yang 氏は、INSIDE の買収は The News Lens にとっては大きな挑戦で、取り扱うパーティカルを新しい領域に拡大し、コンテンツ領域を現在の The News Lens のチームや製品と連携することになる、と語った。