AI特化型の研究開発インキュベーション「ディープコア」が研究者の募集を開始、松尾研究室との連携も

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写真中央:ディープコア代表取締役社長の仁木勝雅氏

ソフトバンクグループの100%子会社で人工知能(AI)分野に特化したインキュベーション事業を展開するディープコアは1月29日、2月1日から同プログラムに参加する研究者や学生を募集すると発表した。

ディープコアのAIインキュベーション事業は特にディープラーニング領域で活躍を期待される研究者、技術者に起業に必要な環境を提供し、人材の育成や事業のスタートアップを支援する。今年の春頃を目処に本郷にコワーキングスペースの設置を予定しており、そこにNVIDIAと協力した計算機を提供する予定で、参加した研究者や技術者はそのリソースを活用した自発的な研究開発を行い、事業化を目指すことができる。

スタートアップの方法としては参加を希望する研究者が事業アイデアを持ち込むパターンと、ディープコアが連携する企業群が持つ課題を解決する方向性の大きく二つが用意されている。特に企業との共同プロジェクトについては、同社が所属するソフトバンクグループを中心に、共同での実証実験などを通じてディープラーニング技術を活用した具体的な社会課題に挑戦する機会も提供される。

その際、企業との連携についてはディープコアが仲介役としての役割も果たすとしており、特にソフトバンクが運用するソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資先へのコンタクトや連携はスムーズにできるそうだ。

なお同社の説明では出資についてはケースバイケースで、いわゆる「YCスタイル」のような定型のフォーマットでシード資金を提供するというような方向性ではなく、この場所で生まれる事業に応じて検討することになるという話だった。またアクセラレーションプログラムによくあるバッチのような期間も設定されておらず、アウトプットについては起業以外にも連携先の企業への就職など、優秀な人材の流動性を高める方向で検討しているという話だ。

ディープコアでは国内ディープラーニング研究の第一人者である東京大学の松尾豊特任准教授の研究室と連携することも公表している。

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