中国のEコマース大手JD(京東)、不用品個人売買の「Paipai(拍拍)」を開始へ——先行するZhuanzhuan(転転)やXianyu(閑魚)に対抗

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【編注】本サービスは、Tencent(騰訊)が以前運営していた Paipai(拍拍)とは別サービスである。

中国のスタートアップメディア 36kr(36気)の報道によると、中国の E コマース巨人 JD(京東)は、真ブランド「Paipai second-hand(拍拍二手)」を正式に発表した。中古 E コマース市場が拡大し、ライバルである Alibaba(阿里巴巴)の Xianyu(閑魚)が成長を続ける中で、JD はこの賑やかながらリスキーな市場に足を踏み入れようとしている。

Paipai は、販売者が中古商品の販売価格を設定しやすくする、自動評価システムを搭載している。JD Logistics(京東物流)は北京、上海、広州のほか、中国国内125都市にいる販売者から依頼日の15時までに商品をピックアップし、商品の判別プロセスを進める。

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Paipai second-hand(拍拍二手)

個人の不用品取引市場は、取引プロセスや製品評価システムが成熟し、中国人の消費形態が変化するにつれ、近年巨大化している。Quest Mobile の報告によれば、2017年末現在、中古製品を取引する中国人ユーザの数は4,000万人に近づいており、Zhuanzhuan(転転)や Xianyu が市場の90%以上を占めている。

Alibaba の不用品取引プラットフォームである Xianyu は月間1,961万人のアクティブユーザがいて1位、ついで、Zhuanzhuan が月間1,747万人のアクティブユーザでその後を追う。Zhuanzhuan は、中国版 Craigslist の異名を持つ 58Tongcheng(58同城)によって2017年4月に設立され、Tencent(騰訊)から2億米ドルの投資を受けている。

現在、中古 E コマースプラットフォームでの売買において、最も人気のある製品は携帯電話だ。8月にリリースされた Zhuanzhuan のデータによれば、Zhuanzhuan の累積合計取引量は、携帯電話ビジネスの31%を占める24億8,000万人民元(約430億円)に達した。携帯電話中古市場は、その取引量で毎年316%の成長を見せる最大のビジネス領域だ。2017年第2四半期には、Zhuanzhuan での携帯電話取引量は210万人民元(約3,630万円)に達した。

中古市場は、E コマースプレーヤーにとって魅力的である一方で本質的なリスクもはらんでいる。長年にわたる E コマースプレーヤーの立場から、JD はコンピュータ・コミュニケーション・家電の 3C 市場で優位だ。しかし、中古市場に参入することは偽物製品を扱わなければならないことを意味し、JD の存在を、精査を必要とする直接販売 E コマースプレーヤーにしてしまうかもしれない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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