
Image credit: Aquabit Spirals
日本のスタートアップ7社は、26日からスペイン・バルセロナで開催されるモバイル分野のカンファレンス「Mobile World Conference(MWC)」で併催されるスタートアップイベント「4YFN」に共同出展することを明らかにした。共同パビリオンの名前は「Japan Rising Startup」で、バルセロナ市内の会場 Montjuïc 内に28日までの3日間出展される(MWC の開催は3月1日まで)。
共同出展に参加するのは、アクアビットスパイラルズ(関連記事)、アメグミ(関連記事)、キャピー(関連記事)、ネイン(関連記事)、フラー(関連記事)、FutuRocket(関連記事)、MAMORIO(関連記事)の7社。昨年 4YFN Awards IoT 領域でトップ8ファイナリストに選出されたアクアビットスパイラルズが呼びかけ、カタルーニャ州政府貿易投資事務所(ACCIÓ Tokyo-Catalonia Trade & Investment)の後援を受けて実現した。
4YFN とは「4 Years From Now」の頭文字をとったもの、すなわち、「これから将来4年後に世の中を騒がせそうなスタートアップを一緒に見つけましょう」という意味がこめられている。今年で5回目を迎える 4YFN を組織しているのは、イスラエル出身のスタートアップ投資家として有名な Yossi Vardi 氏(関連記事)で、彼は DLD(関連記事)や ロンドン・シンガポールの InnovFest Unbound(関連記事)といった他のスタートアップイベントの開催にも関わっている。
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TechCrunch Disrupt SF や SXSW Interactive など主要なスタートアップイベントに、日本の経済産業省や貿易振興機構(JETRO)などが主導する形で日本のスタートアップが共同出展しているケースは存在するが、今回のように、スタートアップ自らが主体となり日本を象徴する共同パビリオンを出展することは珍しい。
共同パビリオンの開設にあたって旗振り役となったアクアビットスパイラルズ代表取締役の萩原智啓氏は、声明の中で次のようにコメントしている。
初年度である今年は残念ながら日本の公的機関や民間企業などからの支援を得ることは叶いませんでしたが、この活動が少しでも注目され、日本のスタートアップシーンに活力を与えることができたなら、きっと来年以降は、日本のすべてのスタートアップ企業がグローバル市場をもっと身近に感じられるような魅力的な支援を用意できるものと信じています。
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