ちょっと待ったらもっと高く売れる「あとでCASH」、即時買取に高額査定の選択肢増える

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手元のアイテムを即時に買取るアプリ「CASH」を運営するバンクは2月14日、商品を先に送付してプロが査定する「あとでCASH」のサービス開始を発表した。通常2万円だった買取金額の上限はなくなり、査定期間として1週間がかかることになる。まずはスマートフォンの買取から開始し、順次カテゴリを拡大する予定。

利用したいユーザーは通常通りCASHで買取を希望するアイテムを撮影し、査定依頼をかける。提示された金額(下限が1000円で上限が2万円)に納得してその場で振り込んで欲しい場合は「いますぐキャッシュにする」を選択すればいいが、もう少し待ってそれ以上の査定額を求めたい場合は「あとでCASH」を選択する。

査定の予想額が提示されるので、その価格幅での買取を希望する場合はアイテムを送付すれば、約1週間ほどで決定した査定金額が登録してある口座に振り込まれる。

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従来、古物の買取は店頭や郵送などで査定依頼をかけてから、その金額に納得した上で買取手続きに入るものが一般的だった。

CASHはその順序を逆にし、先にアプリで撮影したアイテムを同社が決める価格基準で査定し、それらを店頭(この場合はCASH運営元のバンク)に送付する「前」に利用者の登録口座に買取金額を振り込むことで「即時買取」というジャンルを確立した。

なので、今回同社がリリースする「あとでCASH」はその逆、つまり従来一般的だった流れでの査定買取に近いものになるが、大きく異なる点がある。それが返品の有無だ。

従来手法であれば査定金額に納得できない場合は返品などのやり取りが一般的だったが、あとでCASHの場合、先に査定金額のレンジが提示されているので、最終的な査定金額が提示された瞬間に確定となってその買取金額が振り込まれることになる。(1万円から3万円の査定レンジが提示されて、1万5000円の査定結果が出た場合、その金額が自動的に振り込まれる)

つまりあくまで即時買取の「上乗せ」を査定するためのサービスであり、買取そのものの可否の扱いはこれまでのCASHと変わりなくその場で買取確定となる。もちろん通常フローでのキャンセルも可能だが、一度振り込まれた買取金額の返金など余計な手間が発生することになる。

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