本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。 Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。 彼はポッドキャスト「Disrupting Japan」を…
Ping An Group(平安集団)のプレスリリースによると、同社の子会社である Ping An Technology(平安科技)は、アジアの主要アクセラレータネットワーク SparkLabs Group と提携し、Ping An 初のフィンテックアクセラレータをローンチした。 このフィンテックアクセラレータは、SparkLabs と Ping An Technology が共同で運営する。Pi…
このフィンテックアクセラレータは、SparkLabs と Ping An Technology が共同で運営する。Ping An の声明によれば、アクセラレータプログラムへの募集受付は世界中からまもなく開始され、最初のバッチには10社が採択される予定。プログラムからはセミナーやハンズオンメンターシップが、採択社には大企業ネットワーク、リソース、Ping An Technology Cloud(平安雲)などの特典が提供される。
Ping An Technology CEO の Ericson Chan(陳立明)氏は、次のように語った。
Ping An Technology は、Ping An Group にとって新技術のインキュベータです。我々のインキュベーションエコシステムにおいて、重要な部分を占めています。
中国の持株コングロマリットの技術部門として、Ping An Technology は、Ping An Group の保険、バンキング、投資、インターネットビジネスの技術面をサポートしている。生体認証、人工知能、ビッグデータ、クラウド、ブロクチェーンといった技術の研究開発に特化している。すでに世界中の多くのトップ大学とも協業を始めているそうだ。
ビットコイン、e ペイメント、マイクロレンディングといったフィンテックのバズワードは、中国のニュースの見出しを埋め尽くしつつある。近年の中国フィンテック業界の急発展は、新興企業と老舗企業の両者に、それぞれ異なる事業機会をもたらしている。Ping An Group のような中国の主要プレーヤーは、これらの異なる事業機会から実行できることに着手し始めている。
Ericson Chan 氏は、次のように述べた。
大変ユニークなアクセラレータです。参加企業には、スケールが可能な実際のやり方で、彼らの技術やビジネスを試せる機会を提供します。Ping An Cloud のオープンなプラットフォームは、これらの企業のソリューション確立を支援するために提供されます。
シリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレータ Plug and Play の日本プログラムである Plug and Play Japan は1日、アクセラレーションプログラムの BATCH 1 に参加するスタートアップの募集受付を開始した。募集テーマはこれまでのフィンテック、IoT、インシュアテックに加え、今回から日産自動車を企業パートナーに迎えたことで、モビリティが追加される。 Bat…
Plug and Play Japan ローンチの模様 Image credit: Plug and Play Japan
Batch 1 では約40社が採択される予定だ。採択されたスタートアップには、Plug and Play のメンターによるメンタリングやシリコンバレーでのピッチ機会が提供されるほか、東京・渋谷のコワーキングスペース「Plug and Play Shibuya powered by 東急不動産」をプログラム期間中は無償で利用できる。募集は本日から3月31日まで実施され、プログラムは6月6日から開始される。
日産がパートナーに加わったことで、Plug and Play Japan のパートナーは合計11社となった(MUFG、東急不動産、SOMPO ホールディングス、パナソニック、電通、富士通、フジクラ、ADK、デンソー、日本生命、日産)。日産は今週、ルノー・三菱自動車をあわせた3社からなるルノー=日産アライアンスで、自動車生産台数で世界最大となったことを発表している。先月ラスベガスで開催された CES 2018 で、日産は脳波測定による運転支援技術「Brain to Vehicle(B2V)」を出展し話題をさらった。