インドネシアEコマース大手Blibliと自動車大手Astra International、配車アプリ「Go-Jek」の約1,600億円の直近調達ラウンドに参加か【報道】

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目標調達額が15億米ドル(約20兆インドネシアルピア)といわれる Go-Jek の投資ラウンドに参加するのは、Google や複数の中国人投資家だけではないようだ。報道によると、インドネシアの e コマース企業 Blibli と自動車メーカー大手 PT Astra International も、同ラウンドに参加する意思を示し、合計3~3.5兆ルピア(約2億5,000万~2億9,000万米ドル)を Go-Jek に出資する予定だという。Blibli は GDP Venture から支援を受けており、旅行予約サイトを運営するスタートアップ Tiket.com と Indonesia Flight の2社をすでに買収している。現在、Go-Jek の企業価値は約40億米ドル(54兆ルピア)といわれている。

Katadata によると、Blibli の出資額は1~1.2億米ドル、Astra International の出資額は1.5億~1.7億米ドルになるという。つい先日、合意書に署名したといわれているが、Astra International、Blibli、Go-Jek からこの件についてまだ回答を得られていない。

一方、Google は Go-Jek の投資ラウンドに参加すると以前から認めており、強力なマネージメントとリーダーシップを持つ同社に出資する意向があると伝えている。インドネシア、ひいては東南アジアに勢いよく押し寄せるインターネット経済の中で、成功を収めるための第一歩にしたい考えだ。

同ラウンドには他の参加者として、Tencent(騰訊)、JD.com(京東)、Temasek、Meituan-Dianping(美団-大衆点評) といった著名な投資会社の名前が挙がっている。2017年、Go-Jek はフィンテック関連スタートアップ3社、イベント管理スタートアップ1社を買収。自社の決済サービス Go-Pay のサポートを含め、業界内での地位をさらに強化する狙いだ。

Go-Jek は現在、インドネシアで Grab や Uber と熾烈な競争を繰り広げており、今年中に東南アジア圏内の他国へ事業展開を計画している。

【情報開示】DailySocial、Blibli、GDP Venture は同一の親会社の傘下にある。

【via DailySocial】 @DailySocial

【原文】

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