ケンブリッジを拠点とする大規模データ分析の GeoSpock は、シリーズ A の追加ラウンドで660万米ドルを追加調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは Cambridge Innovation Capital(CIC)で、既存投資家の Parkwalk Advisors と Michael Marshall 卿のほか、グローバル・ブレインと三井不動産の 31 Ventures が参加した。
GeoSpock は2014年11月にコンバーチブルノートで546万米ドル、2015年10月にシリーズ A ラウンド(初回)で540万米ドルを調達しており、合計調達額は1,746万ドルに上る(GeoSpock のリリースでは、シリーズ A ラウンド累積調達額は1,320万米ドルとされるが、差異は適用為替レートによるものと考えられる)。
2013年、ケンブリッジ大学出身の Steve Marsh 氏と Darrin Disley 氏が設立した GeoSpock は、大規模データの分析を可能とする独自技術を開発するスタートアップだ。世界で生成されたデータの約9割は直近の2年間で生成されており、2025年までにデータ量は現在の50倍に達すると見られる。これらのデータを適切に分析することで、顧客動向の分析、予測モデルの作成、余剰生産の抑制などに応用できるが、実際には約9割のデータは活用されることなく捨てられているのだという。
Googleアシスタントは近い将来、一つのコマンドで複雑なタスクをこなせるようになり、30言語以上を話すようになり、ユーザーは二つ以上の言語でも操作できるようになる予定だ。このニュースは、スペインのバルセロナで本日スタートする予定のMobile World Congressが開始する数日前に伝えられた。 Google のプロダクト担当VPのニック・フォックス氏は、ブログ記事で次のように述べた。 「…
上: Google Home Image Credit: Google
Googleアシスタントは近い将来、一つのコマンドで複雑なタスクをこなせるようになり、30言語以上を話すようになり、ユーザーは二つ以上の言語でも操作できるようになる予定だ。このニュースは、スペインのバルセロナで本日スタートする予定のMobile World Congressが開始する数日前に伝えられた。
シリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレータ Plug and Play の日本プログラムである Plug and Play Japan は23日、アクセラレーションプログラムの BATCH 0(第0期)のデモデイを都内で開催した。「Plug and Play Japan Expo」と題したイベントには800名700名(3月15日、主催者による訂正)を超える参加者が訪れ、3ヶ月間に及んだ…
Image credit: Masaru Ikeda
シリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレータ Plug and Play の日本プログラムである Plug and Play Japan は23日、アクセラレーションプログラムの BATCH 0(第0期)のデモデイを都内で開催した。「Plug and Play Japan Expo」と題したイベントには800名700名(3月15日、主催者による訂正)を超える参加者が訪れ、3ヶ月間に及んだアクセラレーションプログラムの成果や、大企業パートナー各社との協業成果に注目を集めた。
大企業とのオープンイノベーションをテーマに据えたプログラムは日本国内でも複数存在するが、複数大企業とのマッチング、海外スタートアップの受け入れを積極的に始めた点でユニークな試みと言えるだろう。イベントの冒頭、 Plug and Play Japan の代表を務める Phillip Seiji Vincent(フィリップ・誠慈・ヴィンセント)氏が登壇し、Bacth 0 には150以上のスタートアップが申し込み、うち21社が採択(海外からは14社)。これらのうち、16チームがデモデイでのピッチ登壇に漕ぎ着けたと語った。プログラム期間中、採択スタートアップの大企業とのマッチングは、250件以上に上ったとしている。
本稿では、参加者投票などの結果、受賞に至ったスタートアップを中心に紹介したい。
Global Startup Award: A; by Laboratik(日本)
国内スタートアップの中で世界展開の可能性が高い企業を表彰。Plug and Play シリコンバレー本部でのピッチ機会が提供される。
Artiense は、ドイツ・ミュンヘンのコンピュータビジョン(映像分析)研究施設からスピンオフした、自動運転やスマートシティの実現に必要な技術を提供する Deeptech AI スタートアップだ。自動運転には GPS や正確な地図情報などが必要になるが、都市部では高層建築物の遮蔽で衛星からの電波が届きづらく GPS が正確に動作しない場合もあるし、地図情報についても人間が見る以上に正確な情報を十分なペースで更新する必要が生じ手間とコストがかかる。
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Artisense では車に搭載したステレオカメラ(レーザーは使っていない)により、独自アルゴリアズムで地図やデータをリアルタイム生成する。これにより、GPS や地図情報に依存しない自動運転が可能になる。Plug and Play Japan の協力により、現在6つの実証実験プロジェクトが進行していて、約20社の潜在顧客企業を獲得しているとのことだ。
Plug and Play Japan ローンチの模様 Image credit: Plug and Play Japan
Plug and Play Japan が現在募集中の Batch 1 ではフィンテック、IoT、インシュアテック、モビリティをテーマに約40社が採択される予定だ。採択されたスタートアップには、Plug and Play のメンターによるメンタリングやシリコンバレーでのピッチ機会が提供されるほか、東京・渋谷のコワーキングスペース「Plug and Play Shibuya powered by 東急不動産」をプログラム期間中は無償で利用できる。募集は3月31日まで実施され、プログラムは6月6日から開始される。