オーガニック野菜が直接届く「食べチョク」が赤坂氏、家入氏らエンジェルから資金調達、お任せの定期購入サービス開始も

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image6 - 個人写真_家入さん
シードラウンドに参加した家入一真氏と野菜

オーガニック野菜を産地から直接消費者に届けるマーケットプレース 「食べチョク」 を運営するビビッドガーデンは2月8日、第三者割当による増資を公表した。引受先になったのはいずれもネット系企業の創業者および経営者でエンジェルとして個人投資活動をしている赤坂優氏、家入 一真氏、石森博光氏、塩田元規氏とその他個人の5名。調達した資金は4000万円になる。

食べチョクは野菜、特にオーガニックこだわった品質を担保している農家とそれを求める消費者が直接個人間売買できるマーケットプレース。ビビッドガーデン代表取締役の秋元里奈氏は実家が小規模な農家を営んでいた過去の経験から、農業の事業継続、特に収入の面で問題があることを理解しており、直販による解決ができないかと事業を立ち上げた。

農家は事前のヒアリングで有機JA認証または特別栽培認証を取得しているかどうかを確認し、公的な認証がない場合はそれに準ずる製法をとっている事業者のみを登録している。秋元氏によると、現在の登録農家数は100件ほどで、ビジネスモデルは販売成立時に手数料として農家から20%を徴収する仕組み。

tabechioku
食べチョク

同様のサービスには ポケットマルシェ やメルカリ内での直販が挙げられる。同社ではオーガニック野菜に特化していること以外にも、Instagramなどで商品を紹介するインフルエンサーと協力し、食材の魅力を伝えるメディア的な役割を担うことで差別化を図っているという話だった。

また増資公表と同時に同社はユーザーの好みに合わせて定期的に野菜が届く定期購入サービス「食べチョクコンシェルジュ」の開始も伝えている。価格は2980円、3980円、4980円までの3プランが用意されており、それぞれユーザーの好き嫌いや料理の傾向などを登録しておくだけで、嗜好にあった野菜が毎週もしくは隔週で指定した日に届く。

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