スパム電話撃退アプリ「Whoscall」運営の台湾Gogolook(走著瞧)、1,170万米ドルを調達——AIビッグデータ製品、IoTデバイスを開発へ

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発信者ID通知アプリ「Whoscall」を開発する台湾のスタートアップ Gogolook(走著瞧)が本日(原文掲載日:2月6日)、3億4,500万ニュー台湾ドル(約1,170万米ドル)の資金を調達したと発表した。出資者は「テクノロジーやインターネット業界で活躍する著名な機関投資家ら」だという。

集めた資金は Whoscall の研究開発への投資拡大、台湾および世界市場での事業拡大に使われる予定。

Gogolook の共同設立者で CEO の Jeff Kuo(郭建甫)氏は次のように語った。

近年、スマートフォンが広く普及されていますが、電話連絡に関してはあまり技術革新が見られません。LINE、Facebook、WhatsApp などのソーシャルネットワーキングアプリは、私たちの友達や家族とのコミュニケーション手段を大きく変えました。しかし、サービス業者や会ったことのない人に連絡を取る際は、今でも電話を使うのが一般的です。Whoscall は信頼に基づき、世界中の電話利用者と対象のサービス業者間のネットワークを構築することができるアプリです。

Gogolook は2012年、国立清華大学の卒業生3人によって設立された。Whoscall は見知らぬ発信者のIDを特定したり、迷惑電話をブロックしたりするだけでなく、小規模の会社向けに付加価値サービスも提供するアプリとなっている。

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また、詐欺電話の通話パターンをシミュレーションし犯罪を食い止めるために、通信会社だけでなく政府からの協力で過去の膨大なデータを分析することが可能だという。

さらに、より多くの Whoscall ユーザを守るべく、10億のデータベースにコネクトできる IoT 対応のデバイスも開発する予定だ。

同社によると、Whoscallのユーザベース数は世界で6,000万を超えており、台湾の内政部刑事警察局の 165不正対策ホットライン(全民防騙網)と提携を結んでいるという。

2015年、同社は香港拠点のAndroid版人気アプリ「Call Defender(小熊来電通知)」を買収している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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