ギリシャがトリカラで同国初の5G導入へ、スマートシティづくりを計画

by Jeremy Horwitz Jeremy Horwitz on 2018.3.19

上:トリカラ市民が「スマートトリカラ」イニシアチブの一貫で、同市初の自動運転車をテストしている様子
Image Credit: City of Trikala

ギリシャは、中規模の国内都市トリカラを同国初の5Gワイヤレス技術を使う自治体に公式に指定した。長らく待たれていたこの協定は、トリカラ、e-trikala SA、ギリシャの通信郵便総書記の間で先週調印された。無料のパイロット5Gネットワークの4ヶ月にわたる構築がまもなく始まる。

興味深い点としては、トリカラのプロジェクトは個人や事業者向けのワイヤレスサービスよりもむしろ、「サスティナブルな都市開発ソリューション」に注力した5Gの活用となることだ。

この新しいプログラムのもと、同市は5Gを使ったスマートパーキング、スマート照明(リアルタイムのセンサーデータをもとにダイナミックに街灯をつけるもの)、公共のワイヤレスインターネットアクセス、データ収集と分析、従来のコマーシャルソリューションのテストをする予定だ。薬用の植物をセンサーとコンピュータで栽培するスマート農業もまたテストされる。

ギリシャは5Gの導入に向けて準備を進めてきた。昨年は、政府が所有するキャリアのCosmoteがノキアと協業して、アテネまで4.5Gbpsの速さでとばす3.5GHzの無線を使って同国初の5Gネットワークのライブデモを行った。

当時、Cosmoteはハイスピードの360度VR動画をストリーミングできる5Gの力をアピールし、スマートシティ、ヘルスケア、スマート交通、教育、エンターテーメント、メディアといった領域で5Gの価値を模索したいと述べていた。

トリカラは、以前から自動運転車など新しい技術のパイロットプログラムを運用していた実績もあったことから、5G導入候補として初期から名前が挙がっていた。

今回の発表の少し前には、英国のモバイルキャリアO2が興味深い5Gスマートシティのレポートを発表している。その内容によれば、さまざまな5Gセンサーの活用を通じて、5Gによって年間で一世帯は平均627ドル節約ができるとのこと。

また、5Gを活用した道路や鉄道システムによって、渋滞や電車の遅延が減少し、無人・電気自動車を可能にすることによって交通量や炭素排出量も減少するとレポートは予測している。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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