
UNDEFINES(アンディファインド)は3月28日、総額4000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。引受先はEast Ventures、Skyland Venturesおよび個人投資家の大湯俊介氏、中川 綾太郎氏、古川 健介氏、堀井翔太氏。株式比率や払込日は非公開だ。
同日に匿名のチャットアプリ「NYAGO(ニャゴ)」を正式ローンチしたこともあわせて公表している。同サービスは送る側だけが匿名でメッセージを送ることができるチャットアプリ。アプリに登録しているユーザーのチャット用のリンクを知っていれば、送る側は登録なしにメッセージを送ることができる。なお、メッセージの内容は毎朝6時にサーバー上からも完全に削除される仕組みだ。
TwitterやInstagramでチャットを募集できる点などは、ジラフの質問箱に似ているように思えるが、同社代表取締役の若月佑樹氏はコンセプト部分で大きな違いがあると話す。
「NYAGOはあくまでもチャットでコミュニケーションをとるのがメインです。匿名とはいえ、基本的には久しぶりの友人や好意を寄せている人など身近な人とのメッセージのやりとりを想定しています。普段だと少し送りにくい、たとえば『あいつと別れたの?』のようなティーンのやりとりをダラダラとするイメージですね」(若月氏)
若月氏は19歳、社内の平均年齢も20歳前後だ。サービスはフルタイム3名とインターン数名での組織体制で運用している。同氏は同世代のユーザーに対しての「エモい」感覚の強みを活かしたプロダクトを提供していく考えで、毎朝6時にチャットが消える、という仕組みも送った側や送られた側がメッセージを見返して後腐れがないようにするためだ。
今後はユーザー行動を見つつ、たとえばクラスや組織といった団体の中でコミュニティとして使われたらどうなるのか、といった検証を進めてサービス改善を目指す。マネタイズに関してはいくつか検討しているものはあるが、ユーザー行動を見ながら検討していくということだった。
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