成長する整備済スマホ市場、マーケットプレースを開発する仏Back Marketは米国へ進出

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Image Credit: Back Market

整備済の電化製品といえば、2、3人のチームがガレージで中古のスマートフォンをいじくっている姿を想像するとしたら、そろそろ見方を変えた方がいいかもしれない。デバイスを初期状態に修復させることができる洗練された工場が増えているおかげで、この領域は盛り上がっている。

整備業界の熟練度は上がっているにも関わらず、整備済デバイスのコストは低いままだ。そのため、一般消費者向け電化製品の中ではもっとも成長速度が速いカテゴリーの一つとなっている。

この動きは、デバイスを開発している企業、そして製造業にとっても深い示唆を与えてきた。

この変化の波に乗っているのは、パリに拠点を置く Back Market だ。同社は3年半前にローンチし、ガジェットを修復する企業とユーザーをマッチングするための、整備済デバイス用マーケットプレースを提供している。

ベンチャーキャピタルから700万ドルを調達し、欧州で爆発的な成長を見せたあと、先週同社は公式に米国でローンチしたことを発表した。

チーフ・マーケティング・オフィサーのVianney Vaute氏は次のようにコメントしている。

「整備済デバイスの購入は、以前よりもずっと主流になっています。ですが、私たちは十分な価値を提供しなければ、整備済製品は魅力的となりません」

とりわけスマートフォンについて言えば、中古の電化製品の売り上げの影響を軽視することはもはや不可能といえるだろう。AppleやSamsung、そしてHuaweiが、高価なフラッグシップフォンによって利益を伸ばすことに注力している中で、消費者はより手頃な価格で最新の機能を体験するための他の方法を探している。

キャリアと提携した購入から、ロックされていないスマホを定価で購入する傾向へと徐々に写っていることも、消費者の価格計算の考え方を変えている。

その結果、Counterpointによる整備済スマートフォンの売り上げ推移によると、2017年は前年に比べて整備済スマホの売り上げが13パーセント成長した。これは、1億4000万台に相当する。一方で、Appleは2017年度には2億1700万台のiPhoneを販売したが、過去2年間の売り上げ台数は比較的変化が少ない。アナリストの中には、変化がない理由の一つは中古製品の売り上げが伸びている点であると分析する者もいる。

整備済ガジェット、特にスマートフォンがそこまで魅力的な理由は、Black Marketのコーファウンダーたちが創業のきっかけとなった点でもある。フランスの整備作業の場を数年前に訪れたコーファウンダーの Thibaud Hug de Larauze 氏は、その洗練さに衝撃を受けたという。

こうした新しい整備製造場の課題に、消費者にリーチする経験が少ないという点があった。そこで彼らはマーケットプレースというアイデアを思いつく。

上:Back Marketのコーファウンダー、(左から)Thibaud Hug de Larauze, Vianney Vaute, Quentin Le Brouster
Image Credit: Back Market

ローンチ以来、Back Marketには270の整備事業者が登録しており、その7割はフランスで、その他はスペインやドイツなどの他の市場に分散している。米国での登録者はまだ10のみで、今後増加することを期待している。

「私たちのビジョンは、スマートフォンの先にあります。ですが、スマートフォンは市場の作り手のようなものであると考えています。私たちの挑戦は、消費者向け電化デバイスの新しい消費形態を促進することである。それは、デバイスにより長い寿命を与え、一人の持ち主から他の持ち主へと移っていくという考え方なのです」

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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