Ginco の創業者で代表取締役 CEO の森川氏によれば、アプリの UI/UX の追求には特にこだわっているそう。ウォレットアプリ「Bread」などもベンチマークしているが、日本語でサポートを提供でき、どこから(どのアプリやサービスから)の入金や送金か、履歴が事細かに記録されるのも特徴だ。また興味深いのが、アプリ上でのユーザ認証(バックアップキー)に、ユーザ ID やパスワードではなく複数の質問に対する回答(日本語12単語)が使われる点。使い勝手と安全性の両方を担保するための工夫で、日本でも一時期人気を呼んだアプリ「アーキネータ」に似た個人を特定するロジックを採用しているようだ。
Ginco では、なるべく外部サービスやサードパーティのサービス API などに依存せず、スクラッチでアプリを作り上げることに注力している。スクラッチで作り上げるには必要なすべての技術を内製的に網羅する必要があり、駆け出しのスタートアップにとっては工数的にもスケジュール的にも困難を伴うが、不確定要素を排除することで、将来のことを見据えた安定かつ安全な環境を担保しているそうだ。
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レキピオに利用されているレシピは、料理教室大手で「レシピサーチ」などを提供するベターホームが公開しているものを採用。レキピオの AI は、ユーザが過去に選んで食べたものを機械学習し、チャットボットとのやりとり以外の機会も通じてユーザの料理に対する好みを推測するほか、直近で作ったばかりの料理は続けて提案されないよう工夫が施されているという。