トレーナーの音声ガイドとリズミカルな音楽でワークアウトがはかどる、オーディオフィットネスアプリの「BeatFit(ビートフィット)」がローンチ

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東京に拠点を置くスタートアップ BeatFit は24日、ランニング、インドアバイク、筋力トレーニングなどのエクササイズができる定額アプリ「BeatFit」をローンチした。iOS と Android で利用できる。料金は、月額980円(税込)からで、現在はローンチを記念して1ヶ月間の無料トライアルサービスを提供中。

BeatFit は、リクルートコスモス出身で昨年まで MBA 取得のためニューヨークに住んでいた本田雄一氏(CEO)、サムスン電子ジャパンでプロダクト開発やデザインに従事した永田昌一氏(CPO)、Spiral Ventures でプリンシパルを務めた後スパークスグループで未来創生ファンドの運用に携わった宮崎学氏(COO)らにより、今年1月に設立された。

BeatFit は有酸素運動を中心としたエクササイズに特化して、オーディオコンテンツを提供する。ワークアウト動画などサービスも多く出回る一方で、身体を動かしたり場所を移動したりするエクササイズにおいては、視界が固定されずワイヤレスヘッドセットなども利用可能なオーディオフィットネスは相性がいい。耳元でトレーナーが声をかけてくれる感覚が得られ、臨場感やパーソナルトレーニング感も抜群だ。

BeatFit に参加するトレーナー(一部)
Image credit: BeatFit

BeatFit のコンテンツは複数の有名トレーナーらの協力を得て、初級・中級・上級などユーザの熟練度にあわせ、月に30程度のクラス(オーディオコンテンツ)が随時追加されている。本田氏らによれば、音声を扱うアプリとして見てみても、BeatFit ではこれまでになかったアプローチをとっているのだそうだ。

一つは、BeatFit に使われている BGM は、すべて権利処理されたものを使っている点。洋楽が多いが、すべて、JASRAC やレーベルなどにお金を払って処理している。そうやって利用な可能となった BGM の上に、トレーナーの声を載せており、ストリーミング系のサービスでは他に事例が無いと思う。

もう一つはトレーニング周りのデータ化。一般的にトレーニングの効果を定性的に測定するのは難しいが、BeatFit ではバックエンドにデータを貯めているので、どのコンテンツが人気だったかとか、ユーザの嗜好性なども取得できるようになっている。将来的には、ユーザの動きにあわせて、リアルタイムでエクササイズ内容をパーソナライズし、速度を上げましょうとかインタラクティブ性も持たせられるだろう。

都内のスタジオでは、毎日数本のペースでトレーナーらによるクラスの録音・編集作業が進む。
Image credit: Masaru Ikeda

BeatFit は当面、サクスクリプションベースのサービスにフォーカスするが、店舗数が増えた24時間営業のフィットネスジムへの送客や、スポーツ用品メーカーとタイアップしたコンテンツの開発など、売上ストリームの多角化には大きな可能性が考えられる。

BeatFit はすでにアーリーラウンドの資金調達を行なっているようだが、詳細は明らかになっていない。この点については、次期ラウンドのタイミングで詳報をお伝えしたい。アメリカでこの分野のスタートアップの動向を見てみると、ニューヨークを拠点とする Aaptiv がシードラウンド〜シリーズ B ラウンドまでの通算で総額約4,000万ドルを調達している。