
Foursquareは12日、アプリ開発者、スタートアップ、中小企業をターゲットにしたAPIをローンチすることを発表した。位置情報のデータへのアクセスとリアルタイムでユーザーの位置情報をフォローすることが可能になるAPIだ。
「Places API for Startups」は、位置情報の検索と共有、ビジネスに関する詳細情報などを追加することを可能にするものだ。
Foursquareのユーザーによって投稿された写真やレビューも、この新しいAPIを使えばアプリに入れることができるようになる。1億500万ほどの場所について、「ライブミュージック」「クレジットカード利用可能」といった情報も追加可能だ。
1日に可能なAPIコール数は無限としている。
Foursquareのロケーションベースサービスは、現在12万5000社を超える企業に利用されている。利用企業には、ジオフィルターに活用しているSnapchatや、住所の代わりにビジネス名や会場名に基づいて乗車をアレンジしているUberも含まれている。
Foursquareがこうした情報を提供できるのは、約10年前にデビューして以来、120億回ものユーザーによるチェックインがあったからだ。
中小企業向けの Foursquare Places API は、599ドルから利用可能で、Google Places API や Facebook Places Graphといった類似サービスと競合になる。
Foursquareが、これまで集めてきた位置情報データを活用する試みは他にもある。現在地に基づいて、自動的にバーやレストランをリコメンドする Marsbot や、過去に行った場所に基づいて広告を送信する Pinpoint もそうした試みの一つだ。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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