給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」を提供するペイミーは20日、プレシリーズ A ラウンドで4.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは、インキュベイトファンドが務め、ドリームインキュベータ、CROOZ VENTURES、サイバーエージェントベンチャーズ、TLM が参加した。
これはペイミーにとって、5,200万円を調達したエンジェルラウンドに続くものだ。プレシリーズ A ラウンド発表にあわせ、弁護士の下平将人氏が社外取締役に就任したことを明らかにした。下平氏は以前 LINE の社内弁護士を務め、ドリームインキュベータでスタートアップの経営支援などに従事した人物だ。
Payme では昨年9月のβローンチ以降、小売チェーン店舗などを中心に導入企業を72社にまで拡大。サービスを利用可能な合計従業員数は12,000人を超えた(2018年3月現在)。運送会社で働く外国人の需要などもあり、3月にはインターフェイスを英語にも対応。今後は勤怠システムとの連携や他分野の事業会社との提携を通じてサービス拡大を狙うほか、導入企業のユースケースなどを Web 上に紹介することで、ユーザがサービスを使い始める際のハードルを下げるなどの施策に注力するとしている。
オンラインで収集したデータをもとに、取引先の与信管理ができる「アラームボックス」を提供するアラームボックスは20日、シリーズ A ラウンドで1億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ナントCVC(ベンチャーラボインベストメントと奈良の南都銀行が共同設立したファンド)、GMO ペイメントゲートウェイ、西武しんきんキャピタル、SMBC ベンチャーキャピタル、池田泉州キャピタル(大阪の池田…
アラームボックス Image credit: Alarmbox
オンラインで収集したデータをもとに、取引先の与信管理ができる「アラームボックス」を提供するアラームボックスは20日、シリーズ A ラウンドで1億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ナントCVC(ベンチャーラボインベストメントと奈良の南都銀行が共同設立したファンド)、GMO ペイメントゲートウェイ、西武しんきんキャピタル、SMBC ベンチャーキャピタル、池田泉州キャピタル(大阪の池田泉州銀行の投資部門)。
これは、アラームボックスにとっては2017年2月に実施したシードラウンド(調達額非開示、数千万円程度とみられる)、2017年8月に実施したプレシリーズ A ラウンド(日本ベンチャーキャピタルなどから、約1,300万円を調達)に続くものだ。今回の調達とあわせ、アラームボックスは南都銀行とビジネスマッチングに関する事業提携契約を締結しており、両社は関西圏の地域企業へのアラームボックスの提供で連携する。
アラームボックスと南都銀行の協力関係 Image credit: Alarmbox
アラームボックスでは、ユーザがオンライン収集された情報をもとに取引先の与信状況をモニタリングできるほか、スマートフォンや PC から取引先を登録しておくと、変化があったときに知らせてくれる機能を提供。ユーザの過半数は東京以外の中小企業で、地方の中小企業同士が新規で取引を開始する際や、地方金融機関が融資や投資を実施した後のモニタリングなどに利用されているという。
Web で情報をクローリングし、得られた情報の半分くらいは機械学習で処理して、残りの半分くらいは人が審査している。(中略)オンラインで得られた情報の信ぴょう性というよりも、むしろ、その会社の信用度に影響度を及ぼす可能性があるか、どのようなメディアに出ている情報か、などをもとに多角的に判断している。(アラームボックス代表取締役の武田浩和氏)
オフィス向け置き野菜サービス「OFFICE DE YASAI」を運営する KOMPEITO、フィットネスジム「ライザップ」を運営する RIZAP グループ(札証:2928)、食事扶助による企業の従業員向け福利厚生サービス「Ticket Restaurant」で知られる Edenred Group の日本法人 Edenred Japan の3社は19日都内で記者会見を開き、共同で「働く人の生産性向上…
左から:RIZAP 取締役 迎綱治氏、KOMPEITO 代表取締役 川岸亮造氏、Edenred Japan 代表取締役 Malik Roumane 氏 Image credit: Masaru Ikeda
レストランキャンペーンの一例:Ticket Restaurant 加盟レストラン「Le Petit Tonneau 虎ノ門店」で4月23日から提供される期間限定ランチメニュー(ニース風ミニトマトファルシ、魚介とミントのタブレ、スパイスをきかせたトマトとグリーンピースと子羊のリゾット、レモンとピスタチオのプディング) 写真は、試食用の小ポーション。メインは週替わりでいずれかの提供。料理は、Le Petit Tonneau オーナーシェフ Philippe Batton 氏による考案。 Image credit: Masaru Ikeda
Edenred Japan は、企業の社員がオフィス周辺の飲食店を、安価で栄養バランスのとれた食事が摂れる社員食堂として使うことができる「Ticket Restaurant」を運営。現在、日本国内の利用企業は2,000社、利用従業員総数は15万人、プログラムに加盟する飲食店は5.8万店舗以上。フランスのグループ本社が擁するグローバル市場では、利用企業77万社、利用従業員総数4,400万人、プログラム加盟飲食店150万店以上。
RIZAP は、2013年からマンツーマンのボディメイクジジムを提供しており、累積会員数は10万人超。今後 1:N のサービスを開発することで、2020年までに顧客数を1,000万人にまで伸ばしたい考え。「働く人の生産性向上委員会」に関連して、今後ビジネスパーソン向けに昼食を RIZAP 提供のメニューに置き換えることで、減量にコミットするサービスの提供を予定している。