資産運用分野のRPAソリューションを提供するロボット投信、みずほ証券プリンシパルから資金調達——シリーズAラウンド調達総額は約5億円に

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ロボット投信のチーム
Image credit: Robot Fund

東京を拠点とするフィンテック・スタートアップのロボット投信は2日、みずほ証券プリンシパルインベストメント(MSPI)から約1億円を調達したことを明らかにした。ラウンドは、今年2月に約4億円を調達したシリーズ A のフォローオンで、今回の MSPI からの調達を受けて、シリーズ A ラウンドでの調達金額総額は約5億円となる。2016年9月にはシードラウンドではインキュベイトファンドから1億円を調達しており、外部からの資金調達総額は約6億円。

ロボット投信は、SBI ベリトランス、SBI ホールディングス、ピクテ・アセット・マネジメントなどでの勤務経験がある野口哲(さとし)氏が2016年5月に設立。

設立当初は投資信託のコールセンター業務を自動化する仕組みの開発に特化していたが、最近では、カブドットコム証券への投資信託の信託報酬実額シミュレーション・ツールおよび基準価額変動要因分析ツールの提供(2017年7月、9月)、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券へのの「Amazon Alexa」に対応する情報配信サービス「投資情報」スキルの提供(2017年11月)、みずほ証券への電話自動応答システムを用いた投資信託および市況概況情報のサービス提供(2017年12月)など、アセットマネジメント分野の RPA ソリューション全般に事業領域を拡げている。

2016年7月、Draper Nexus、Slogan、Coent Venture Partners、Viling Venture Partners らが共同運営するシードアクセラレータプログラム「Supernova(当時)」第1期のデモデイで優勝。2017年7月、MUFG DIGITALアクセラレータ第2期のデモデイでは、AWS 賞を受賞した。また、最近ではクラウドクレジットと共同で、後進のスタートアップを発掘する目的で資産運用に特化したハッカソンを開催している。

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