会員制ファンコミュニティアプリ「fanicon」運営のTHECOOが総額3億円の資金調達を実施、コアなファンのコミュニティ形成を強化

by SuzukiSekiko SuzukiSekiko on 2018.4.25

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同社メンバーの集合写真、中央黒シャツの男性が代表取締役の平良真人氏

ファンとタレントを繋ぐファンコミュニティアプリ「fanicon」を運営するTHECOOは4月25日、総額3億円の資金調達を実施したことを公表した。第三者割当増資の引受先となったのはYJキャピタル、日本ベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、吉田正樹事務所で、調達資金の総額には日本政策金融公庫からの融資も含まれる。株式比率や払込日、融資金額などは非公開だ。

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インフルエンサーマーケティング事業やインフルエンサーの価値を数値化する「iCON Suite(アイコンスイート)」などのデータ事業を実施し、インフルエンサーと広告主を繋いできた同社。2017年12月にはファンとインフルエンサーを繋ぐためのコミュニティアプリ「fanicon」をローンチした。今回調達した資金は、faniconのサービス開発に充当する。

faniconはインスタグラマーやYouTuberなど、プラットフォームをまたがって活躍するタレントがアプリ上で独自のコミュニティを築くことができるサービス。グループチャットや個別チャットの機能や動画、画像、ラジオの配信といった機能でファンとタレントがコミュニケーションをとることができる。

ファンコミュニティを作成するとfaniconのアプリとしてではなく、ファンクラブアプリのような形でユーザーに見せることが可能なのも同アプリの特徴だ。正式ローンチ後にはコミュニティ感を強化するために機能やUIを変更。SNSのタイムラインのような投稿にいいねの押し合いで順位が出るといった、ユーザー参加型の機能を追加した。

 faniconでは「新世紀エヴァンゲリオン」惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子さんや『宇宙戦隊キュウレンジャー』鳳ツルギを演じた俳優の南圭介さんなどが参加しており、ローンチから約4カ月で210コミュニティが開設されている。

活躍するタレントはアイコンと呼ばれ、現在インフルエンサーやアイドル、声優、俳優、サロンを開設する文化人などがアイコンになっている。割合的には男女比率は同じくらいで、インフルエンサーがもっとも多く、次いでアイドルが多いということだ。「リリース後はジャンルを絞った方が良いかと言われていたが、あえて絞らない方法にした」と同社代表取締役の平良真人氏は語る。

駆け出しでもコアなファンのコミュニティが形成できる

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同社代表取締役の平良真人氏

faniconのマネタイズはファンクラブのような月額課金方式をとっており、金額はアイコン側が自由に設定することができる。支払われた金額のうち50%はアイコン側が受け取ることができる仕組みだ。平良氏によれば、「はじめは設定金額も500円くらいが多かったが、500円と3000円のプランを設定し、3000円を選ぶファンの方が多くなってきた」ということだった。

1コミュニティでは平均100〜150人のファンを抱え、一番多い人では1000人ほどのファンが利用している。平均課金単価は500円で、もっとも高い人は1万円。ファンとのコミュニケーションの他にサロンとして活用されるケースもある。

月額機能の他にもスクラッチというイベント機能が搭載されており、「月額課金とスクラッチでマネタイズをすることで、アイコン側も頑張った分だけ収益がもらえる仕組みづくり」が整ってきているようだ。

「もともとfaniconの利用者は課金をして安心・安全な空間でコミュニケーションをとりたい、というコアなファンが多いんです。そのためアクティブレートも高く、スクラッチイベントやオフ会を開催するとかなりの盛り上がりを見せています」(平良氏)

アイコンとファンの繋がりが持てる、という部分以外にファン同士が仲良くなるというケースも多くなってきている。喧嘩などのトラブルが発生する場合もあるが、これをアイコンも対応ができるようになっているということだ。

今後はアイコンに対してオフ会スペースの提供やコミュニティ強化のノウハウ支援を実施していく。またファンが多くなってくる中でのアイコン側の負担削減や効率性に関しても機能改善していく予定としている。

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