インド最大のオンライン自動車マーケットプレイス「Droom」、シリーズDラウンドで豊田通商やデジタルガレージなどから3,000万米ドルを調達

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Droom の創業者で CEO の Sandeep Aggarwal 氏
Image credit: Droom

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インド・グルガオンに拠点を置く、同国最大のオンライン自動車マーケットプレイス「Droom」は、豊田通商やデジタルガレージが共同でリードするシリーズ D ラウンドで3,000万米ドルを調達した。これは、Fortune 500 企業による初のインドスタートアップに対する出資となる。今回のシリーズ D ラウンドには、アジアを拠点とする Ellison Investments のほか、中国、香港、東南アジアにある複数の機関投資家が参加している。調達した資金は、機械学習や人工知能の開発強化に投入される。

同社の現在の売上総利益は7億米ドルで、純利益は1,500万米ドル。これまでに、インド国内500都市以上にある自動車ディーラー25万社と提携している。今後の展開により、Droom の総利益は2018年末までに14億米ドルに倍増、2019年までに35億米ドルに達すると見られる。2019年末までに IPO を目指している。

豊田通商は今回、出資に加えて Droom と MoU を締結しており、Droom が持つ中古四輪車・二輪車マーケットプレイス事業の知見と、豊田通商が持つ新興国における自動車販売関連事業のアセット・知見を組み合わせることで、中古車の需要が見込まれる新興国において、中古四輪車・二輪車マーケットプレイス事業の海外展開を推進するとしている。

Droom にはこれまでのラウンドで、BEENOS、BEENEXT、デジタルガレージなどが出資に参加している。

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via The Economic Times

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