メドレーが予約から診療、会計までカバーする「CLINICSカルテ」提供開始、ブロックチェーンによる電子処方せん管理の特許申請も

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医療ヘルスケア分野のメディア、人材事業などを展開するメドレーは4月29日、オンライン診療も可能なクラウド型電子カルテ「CLINICS(クリニクス)カルテ」の提供を開始したと発表した。院内にサーバーを置く従来型の電子カルテと異なり、ハードウェアの交換や情報セキュリティ、メンテナンスなどの管理コストが軽減できるとしている。

CLINICSカルテは予約から診療、会計までのサービスがワンストップで提供されるのも特徴。まず、CLINICSカルテには、日本医師会ORCA管理機構が国内1万7000件以上の医療機関に提供している会計ソフト(レセプトソフト)を内包しており、会計情報を電子カルテと共に一元管理することができるようになっている。

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診療についてもこれまでメドレーが開発・提供してきたオンライン診療システム「CLINICS」の機能を搭載しており、医療機関はサービスを利用することで対面・オンラインいずれの方法でも電子カルテの作成と情報管理ができるようになっている。患者側は提供されるPC・スマートフォン対応アプリを使うことで、診療予約や問診の事前入力、クレジットカードによる事前決済などのサービスを利用することができる。

また同社はサービスに組み込まれたORCAとの連携に利用されたAPI「ORCA API」をオープンソースとして公開したことや、ブロックチェーンを活用した電子処方せんの管理方式についての特許出願についても伝えている。

via PR TIMES

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