プログラマ向けノート「Boostnote」開発のBoostIO、オープンソースのバグ修正をクラウドソーシング的に依頼できる「IssueHunt」をローンチ

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IssueHunt
Image credit: BoostIO

Boostnote を開発する BoostIO(旧称:Maisin&Co.)は20日、オープンソースのバグ修正をクラウドソーシング的に依頼できるプラットフォーム「IssueHunt」をローンチした。オープンソース開発者は、自身が管理している GitHub 上のレポジトリを IssueHunt 上にインポートでき、バグ報告(イシュー)を上げて、他ユーザにバグ修正を依頼できる。バグ修正してくれたユーザ(コントリビュータ)には、その労力に感謝して報酬の設定や投げ銭(ドネーション)もできるしくみだ。

ファイナンス機能を備えたオープンソース管理プラットフォームとしては、これまでにも Open Collective などがあったが、イシュー単位でコントリビューションを募ることができるプラットフォームとしては、IssueHunt が初めてだという。

BoostIO 代表の横溝一将氏によると、BoostIO が提供する Boostnote は現在、すべてユーザによるコントリビューションで開発されているとのこと。開発に携わってくれるコントリビュータに対し、何かしら還元できる方法はないかと横溝氏と CTO の Choi Junyoung 氏が話し合いを進める中で IssueHunt のアイデアにたどり着いた。IssueHunt はβ版が内部リリースされ、すでに複数のオープンソースのバグ修正に活用されているが、投げ銭のしくみが動いているのは、IssueHunt 上における BoostNote のプロジェクトのみ。

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IssueHunt のビジネスモデルは、バグ報告者からのバグ修正に対する報酬をコントリュビュータとメンテナー(コミッタ)で80%:20%で分け、IssueHunt がコントリビュータの取り分から10%を手数料としてもらうしくみ。つまりバグ修正報酬額全額の8%が IssueHunt の収入となる。

オープンソースのメンテナーが、ここだけで生活していけるような世界を作りたい。1万人規模を目標にしたい。(横溝氏)

福岡出身の BoostIO を最初に THE BRIDGE で紹介してくれたのは、同じく同郷の SaaS ビジネスの成功者ヌーラボの橋本正徳氏だ。ヌーラボもまた、海外からのユーザが多数を占めることで知られているが、BoostIO の場合はそれに輪をかけて、海外からのアクセスが多い。Bootnote は87%が海外からのアクセス、BoostIO が今年2月末にリリースした、マークダウンが使えるプログラマ向けブログプラットフォーム「Boostlog」(横溝氏は、デベロッパ向けの Medium と例えている)は、実に97%が海外からのアクセスだ。Boostnote や Boostlog の成長を追い風に、BoostIO は IssueHunt でも世界市場をターゲットに攻めていきたいとしている。

アメリカでは IT 企業が OpenCollective にドネーションするなどして、デベロッパコミュニティを支える動きがある。日本でも IT 企業がドネーションするような文化が作っていけるといい。コントリビュータとしてのオープンソースへの参加は、自己研鑽と副業が同時にできるから、IT 企業も副業として社員に勧めやすいのではないかと思う。(横溝氏)

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