「DFree Personal」は、従来の介護施設向けのサービスとは異なり、個人向けの日常生活での利用を想定したサービスとなる。本体と携帯端末が直接 Bluetooth 通信にて連携するため外出先でも利用が可能で、従来の排泄予測の機能に加え、歩く・立つ・座るなどの姿勢変化の際の膀胱の変化を補完する補助計測の機能が搭載されている。
ミライセルフは、東京の Morgan Stanley でヴァイスプレジデントを務めていた表孝憲(おもて・たかのり)氏と、Google 出身のトップエンジニア井上真大氏(いのうえ・まさひろ)氏が設立したスタートアップ。表氏は2013年8月から UC Berkeley MBA(Haas School of Business)に参加、2015年の MBA プログラムの修了と共に井上氏とミライセルフを設立し、mitsucari の開発に着手した。
同社は2015年7月、シードラウンドで日本ベンチャーキャピタル(NVCC)と複数のエンジェル投資家から5,000万円を調達、また、2016年12月にプレシリーズ A またはシリーズ A ラウンドで京都大学イノベーションキャピタルから7,000万円を調達している。
ホワイトカラー向けに人工知能(AI)を使った文書読み取りエンジンを開発するシナモンは1日、シリーズ B ラウンドで第三者割当増資により約8億円、融資により約1億円を調達したことを明らかにした。このラウンドでの出資は SBI インベストメントがリードし、FFG ベンチャービジネスパートナーズ、伊藤忠テクノソリューションズ、Sony Innovation Fund、TIS が参加。また、融資はみずほ銀…
ベトナムにいるシナモン AI ラボのメンバー。前列中央は、CTO の堀田創氏 Image credit: Cinnamon
ホワイトカラー向けに人工知能(AI)を使った文書読み取りエンジンを開発するシナモンは1日、シリーズ B ラウンドで第三者割当増資により約8億円、融資により約1億円を調達したことを明らかにした。このラウンドでの出資は SBI インベストメントがリードし、FFG ベンチャービジネスパートナーズ、伊藤忠テクノソリューションズ、Sony Innovation Fund、TIS が参加。また、融資はみずほ銀行と三井住友銀行から実施された。
今回のラウンドは、今年1月に実施した(発表は2月)、複数の機関投資家および個人投資家からの調達に続くものだ。この際の調達金額については明らかになっていないが、THE BRIDGE の取材に対し、シナモンはシリーズ A ラウンドの一部であったことを明らかにした。以前の写真共有アプリを開発していた頃から、現在の AI ソリューションを開発するスタートアップにビジネスモデルを転換した際、法人が変更されているが、前法人時からの調達金額を合わせると、累積調達合計金額は10億円を超えるものと推測される。
今回の資金調達を受けて、同社は AI エンジニアの採用および育成強化、販売チャネルの拡大、組織体制の強化、新プロダクトの開発などに注力するとしている。同社は現在、東京・ハノイ・ホーチミンシティ・台北・シンガポールを拠点に、経営・技術開発・製品販売を行なっている。このうち、ハノイ・ホーチミン・台北には、AI エンジニアを育成し技術開発を行う「AI ラボ」の機能があり、2022年までに AI エンジニア500名体制を目指すとしている。
ベトナムで AI エンジニア(候補を含む)に対して行われている説明会 Image credit: Cinnamon
シンガポールの e コマースウェブサイト EZBuy はプレシリーズ C ラウンドで1,760万米ドルを調達したと本日(5月24日)発表した。この資金は Ventech(銀泰資本)、Sky9(雲九資本)、IDG、Vision Knight Capital(嘉御基金)、そして China Growth Capital(華創資本)といった中国で強い存在感を放つ新旧投資家からもたらされた。 EZBuy …
Image credit: Pixabay
シンガポールの e コマースウェブサイト EZBuy はプレシリーズ C ラウンドで1,760万米ドルを調達したと本日(5月24日)発表した。この資金は Ventech(銀泰資本)、Sky9(雲九資本)、IDG、Vision Knight Capital(嘉御基金)、そして China Growth Capital(華創資本)といった中国で強い存在感を放つ新旧投資家からもたらされた。
Gartner のリサーチディレクター Adrian Lee 氏は、複数のマーケットプレイスを利用しても EZBuy のようなスタートアップにとってのリスクを完全に排除できるわけではないと警告する。
同氏は次のように述べる。
この追加資金によって、業務のコアとしてのロジスティクスやフルフィルメント能力の拡張は東南アジア全体で可能となるでしょう。EZBuy がフルフィルメントを素早く充実させるかビジネスモデルを修正するかしなければ、12ヶ月から18ヶ月の間に余剰性の真のリスクに直面することになるでしょう。Alibaba Group が東南アジアでの拡大を続けていますから。