ソーシャル基金サービスの「Gojo」がβ版をローンチ、鉄道会社や商社とも連携し「働き方改革」や「地域支援」にも注力

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東京を拠点とするフィンテックスタートアップの BrainCat は1日、ソーシャル基金サービス「Gojo」のβ版をリリースした。モバイルアプリが iOS と Android 向けに用意され、それぞれ、iTunes AppStoreGoogle Play から無料でダウンロードできる。

Gojo はその名の通り、互助の発想からユーザが発起人となって共通の目的に向けて資金を集めるプロジェクトを立ち上げることができるサービス。例えば、利用目的を定めて空き家をリノベーションするための費用の工面など、継続的なプロジェクトベースのクラウドファンディングなどが実施できる。新設された Gojo のウェブサイトには、現在展開されているプロジェクトの一例が掲載されているので、Gojo で何ができるかのイメージがしやすいだろう。

同社は昨年11月に約5,500万円のシード資金調達を発表し、この約半年間にわたりサービス開発に取り組んで来たが、BrainCat 創業者兼代表取締役の中村貴一(たかかず)氏によれば、当初想定していた「保険的な要素」よりも「保険を包括したコミュニティサービス」にサービスの位置付けを軌道修正したという。プロジェクトやコミュニティに、お金を貯める機能が備わったことも特徴的だ。

同社では今後、複数の鉄道会社や商社と連携し、Gojo を使った「働き方改革」や「地域支援」などにも取り組むようだ。具体的に、どの地域でどのようなプロジェクトが展開されるかについては、後日の詳報に期待したい。

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