ピックアップ:Gambio’s GAMB is a decentralized online ecommerce marketplace via VentureBeat ニュースサマリ:ドイツ拠点のコマースプロバイダ「Gambio」が推進するブロックチェーン活用の加盟店アライアンス「GAMB」が好調の様子だ。分散元帳技術を使ったデジタルマーケットプレースで、VentureBeatが伝えるところによ…
“Unlike being a merchant of Amazon’s marketplace, where you basically have to pay high commissions to not even own the customer data, on the GAMB marketplace we will offer full transparency.(手数料払っても顧客データすら貰えないAmazonのようなモデルと違ってGAMBは高い透明性を提供する)”(Gambio CEOのLuis Krug氏)
ピックアップ:Measuring healthy conversation via Twitter Blog ニュースサマリ:Twitterがコミュニケーションの健全性を計測するための研究を2つのチームと推進すると発表している。これは3月に公表された応募プログラムの結果発表で、エンジニアリングやプロダクト、機械学習、データサイエンス、法律などを専門とするTwitterの社員からなる選定委員会で選考…
1:ライデン大学、シラキュース大学、デルフト工科大学、ボッコーニ大学の教授たちが手がけるのが「Echo chambers and uncivil discourse(エコーチェンバー現象と無礼な会話)」。Twitter上でどのような視点のやりとりが発生しているかを計測し、寛容/不寛容の区別を計測するアルゴリズムの開発に取り組みます。
2:オックスフォード大学とアムステルダム大学の教授が手がけるのが「Interactions and decreasing prejudice(インタラクションと偏見の減少)」。どうやったら偏見に満ち溢れたユーザーの発言を減らすことができるかの研究を進めるそうです
この際、TalentEx 創業者で代表取締役の越陽二郎氏は、ロシアの圧倒的なエンジニア供給力に驚き、日本とロシアヨーロッパにおける IT 開発分野で、人材交流・共同研究・共同事業開発が重要になると確信。ヒューマンホールディングスの協力のもと、カザン連邦大学の IT エンジニア学生に日本語を教えるプロジェクトに着手した。養成された学生たちは将来、ヒューマンホールディングスらのアレンジにより、日本企業でエンジニアとして勤務することが期待される(来日就職支援)。
起業家というのは破天荒であることが多いし、むしろ、それは賞賛に値する称号みたいなものかもしれないが、世界的に見ても彼ほど枠にはまらない男は珍しいだろう。Peter Rotheberg 氏は UCLA を卒業後、ICU への留学のため2007年に来日。2014年には MOVIDA Japan 第5期から輩出された英語学習サービス「Eigooo!」を続けるかと思いきや、東京・浅草で人力車を引き始め、ス…
Best Beer Japan 創業者:CEO Peter Rothenberg 氏、Chief Beer Officer Eldad Bribrom 氏
起業家というのは破天荒であることが多いし、むしろ、それは賞賛に値する称号みたいなものかもしれないが、世界的に見ても彼ほど枠にはまらない男は珍しいだろう。Peter Rotheberg 氏は UCLA を卒業後、ICU への留学のため2007年に来日。2014年には MOVIDA Japan 第5期から輩出された英語学習サービス「Eigooo!」を続けるかと思いきや、東京・浅草で人力車を引き始め、スタートアップメディア「Tech in Asia(TiA)」の日本版編集長に就任した。
昨年夏くらいから、Rothenberg 氏の記事を目にすることが少なくなり、六本木にある East Ventures のオフィスで何かしらの準備をしているのは見聞きしていたのだが、その準備していた彼の新しい事業がいよいよ日の目を見ることになった。起業家を追う立場から、再び起業家の土俵へと戻ってきた彼に「おかえりなさい」と言いたい。
Peter Rothenberg 氏は、クラフトビールを主業とするスタートアップ「Best Beer Japan」を設立し、エンジェルラウンドで総額1,500万円を調達した。このラウンドに参加したのは、次の15のベンチャーキャピタルおよび個人投資家だ。数が多いので箇条書きにする。
高野真氏(Forbes JAPAN CEO 兼編集長、D4V CEO、MTパートナーズ 代表取締役)
谷家衛氏(D4V、あすかアセットマネジメント 代表取締役)
小川淳氏(チームボックス取締役、ピクシィダストテクノロジーズ・マネージングダイレクター)
山田浩司氏(boundary spanner 代表取締役)
松平典宏氏(Hoops Partners Chief Investment Officer)
小原聖誉氏(StartPoint 代表取締役)
綿谷浩明氏(AS-ACCELERATOR 代表取締役)
高橋寿瑞氏(Miz Partners)
曽我健氏(SGcapital)
大賀康史氏(フライヤー代表取締役)
山田尚貴氏(エニドア代表取締役)
伊藤健吾氏(D4V)
名前非開示の個人投資家2名
Best Beer Japan のロゴ Image credit: Best Beer Japan
THE BRIDGE の読者の中にもクラフトビールのファンは少なくないと思うが(そして、今回のラウンドに参加した投資家の多くもまた、クラフトビールのファンだと思われる)、お店で飲んだりすると、残念ながら、大手ブランドビールに比べると値段の高いものになってしまう。理由は大きく2つあって、一つは大量生産ではない点と、もう一つは物流が確立されていない点。前者ついては、消費者との需要に依存するので端的に解決できることではないが、特に驚かされるのは後者の理由の方だ。
クラフトビールのビア樽は標準化されているわけではないが、醸造所はビア樽で商品をブランディングしているわけではない。言い換えれば、外面ではなく中身で勝負をしているので、このビア樽を異なる醸造所の間でもシェアリングし、相乗りして流通の効率を上げようというのが Best Beer Japan の当面の構想だ。同社では、この構想に参加する醸造所と、東京を中心としたクラフトビールを提供する飲食店の協力を得て、ビア樽の回収サービスを始める。これはいわゆる、アーリースタートアップにとってのユーザバリデーションのフェイズで、Rotherberg 氏によれば、ビア樽の回収サービスを提供することで、飲食店のビヘイビアが変化するかどうかを見極めることが、最大の目的だという。
物流会社になるわけではない。21世紀のビール会社を目指して…。
オーダーメイドビールのレシピイメージ Image credit: Best Beer Japan
ビア樽の回収サービスから事業を始める Best Beer Japan は、クラフトビールの物流効率化スタートアップになろうというわけではない。ここで得られた市場データや知見をもとに、数ヶ月から1年後にはクラフトビールの E コマースや、オーダーメイドのビールを自ら醸造することもにらんでいる。ビア樽の回収サービスと並行して酒造免許や酒販免許の取得準備を始めれば、この事業を準備するための時間も無駄にはならない。既存の醸造所の中には生産能力に余剰があるところも少なくないので、印刷工場をネットワークして成功したラクスルと同じようなモデルが、ビールの世界でも実現できるのではないかと Rothenberg 氏は期待している。