全身スーツのVRコントローラー「HoloSuit」がクラウドファンディングで好調、今年11月までに出荷予定

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Image Credit: Kaaya Tech

ゲームパッドや杖よりも自分の身体の方が、バーチャルリアリティのコントローラーとして良いと感じた経験があれば、Kaaya TechのHoloSuitがKickstarterで資金調達の目標を達成した理由を理解できるだろう。

複数のバージョンで提供されるこのウェアラブル・ハプティクスコントローラーは、多数のセンサーを使ってVRアプリをコントロールできる。11月に配送予定だという。

HoloSuitのもっとも複雑なバージョンであるHoloSuit Proは合計36のセンサー、9つの触覚フィードバックデバイス、6つの点火ボタンがついている。これらが、指をトラッキングするグローブ、脚部エクステンションのついたパンツと頭部エクステンションのついたジャケットに取り付けられている。

よりシンプルなバージョンのHoloSuitについているセンサー数は26と少なくなり、ハプティクスとボタンを守るジャケットまたはジャージがついている。ジャケット、パンツ、グローブは、トラッキングをしたい身体部位に応じて、個別に購入することも可能だ。

全身スーツHoloSuit の可能性は多大だ。スポーツのトレーニングからロボットのコントロール、緊急事態サービスのスタッフの指導、軍事用の乗り物のシミュレーションまで、あらゆることに使えるとKaayaはいう。

HoloSuitを身につけるということは、ただコントローラーを握って頭の記憶を育てるというよりも、ユーザーは全身を十分に訓練でき、レッスン中に筋肉の記憶を身につけることができる。

HoloSuitの最良の点は、外部のカメラによるトラッキングがないという点かもしれない。Kaayaいわく、全身に埋め込まれたセンサーによって、全体のトラッキングに必要な身体の動きをとらえることができるという。そして、そのデータはWi-FiやBluetooth LEを通じて、Unity、Wi-Fi SDKを使ったVRの機器に送ることができる。

HTC Vive、Oculus、Windows Mixed Reality、HoloLensもサポートされいる。Samsung Gear VR、Android、iOSタブレットとスマホもサポートされる。

驚きではないかもしれないが、HoloSuit一式の値段は涙がでるほど高い。通常価格は999ドルで、HoloSuit Proは1599ドルだ。個別にグローブを買うだけでも249ドルする。だが、Kickstarterのキャンペーン中は早期割引価格で提供中だ。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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