Uberが車内コマーススタートアップのCardoと提携、車内販売でドライバーに副収入を提供

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上:Uber and Cargo

Uber は、ドライバーが乗客に対して商品を販売できるようにすることで、ドライバーがさらに現金を稼げるようにする計画があることを発表した。この新しい試みは、同社が車内コマーススタートアップのCargoとの提携を公式に発表した際に同時に明らかになったものだ。

Cargoは、USBケーブルやチョコレートバーなどといった菓子類や電化製品、化粧品などの商品を乗車中に提供できるように、多数の企業と提携している。

これまで、Cargoは配車業界においてドライバーに対する非公式のサプライヤーとしてサービスを提供してきた。後部座席の乗客に対して商品を見せる透明のケースを提供した。乗客はPayPal、Apple Pay、Android Pay、クレジットカードなどでCargoのモバイルサイト上で決済を行える。

上: Cargo

UberがCargoとの提携をすることで、Uberのドライバーは「Uber Greenlight Hubs」と呼ばれる新しいサポートセンターで商品ボックスをピックアップできるようになる。

2016年に創業したCargoは、昨年ニューヨークとボストンで当初ローンチしたが、その後シカゴやミネアポリス、ワシントンDC、アトランタといった都市に展開を進めていった。これからロサンゼルスとサンフランシスコでもサービスを展開する予定だが、この二つの都市でUberが正式にハブを通じてCargoをサポートする予定だ。また、顧客の需要に応じてこの取り組みが拡大するかが決まる。

Cargoは、創業以来900万ドルを調達した。そのうち550万ドルは、CRCM Ventures、KelloggのVCファンドであるEighteen94 Capital、Techstars Venturesなどからシードファンディングで調達したものだ。

今年1月のVentureBeatからのインタビューで、Cargoはドライバーはコミッションや紹介、ボーナスなどを通じて毎月さらに500ドルを稼ぐことができると話していたが、実際にはドライバーの平均的な追加の収入は130ドル程度だったようだ。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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