インターネットサービス多言語化のWOVN、モバイルアプリを多言語化できるSDK「WOVN.app」をβローンチ

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WOVN Technologies は30日、モバイルアプリの多言語化ができる SDK「WOVN.app」をβローンチした。当面は iOS アプリ(Swift および Object-C)向けにのみ提供され、追って Android 向けにも SDK が提供される見込み。将来、Unity など他のアプリケーション開発フレームワーク向けの SDK を追加リリースする可能性も検討するという。

同社ではこれまで、Web サイト多言語化サービス「WOVN.io」を提供してきた。昨年末にサービスをピボットし標準機能を無料化、エンタープライズ向けの機能充実を図り(WOVN.io PRIME)、大手企業の需要に応えるべく舵を切った。今年春には、Minimal Technologies から WOVN Technologies に社名を変更している。この流れの中で見えてきたのが、Web サイトに加え、モバイルアプリの多言語化需要だ。

特に Web とモバイルアプリの両方を多言語で提供する企業の場合、その双方の翻訳の精度や用語の使い方を合わせて管理することが困難で、相当な工数がかかってきたという。WOVN.app を使えば、ユーザは翻訳部分の管理を Web およびモバイルアプリの双方について、ダッシュボード上で一元管理できる。また、翻訳部分の修正や差替だけであればダッシュボード上で完結するため、その都度、アプリをコンパイルしなおして、App Store に申請する必要がなくなるという。

WOVN.app は、WOVN.io PRIME を使うエンタープライズユーザを中心に提供し、単体提供での料金は未定。なお、WOVN.app を使いたいスタートアップについては、一定の協力関係を構築できる場合、料金は応相談としている。

また、WOVN では最近、月額の定められた予算の中で翻訳を一括受注するサービスを始めた。これは予算が一定化しづらい Web サイトやモバイルアプリの多言語化において、ユーザ側であらかじめ予算を設定してもらい、それに応じて、翻訳箇所の数量や人間翻訳/機械翻訳の使い分けなどを最適化するもの。費用が一定化するため、ユーザにとっては社内稟議や決済を通しやすく、特に公的な組織においては採用しやすいメリットがある。

この領域において、香港の One Sky 、フィンランドの Get Localization、シリコンバレーの Transifexなど、いくつかの競合を見ることができる。

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