
Image credit: Ultra Taiwan
エレクトロニック音楽フェスティバルの「Ultra Taiwan」は2日間のコンサートで3万人の参加者を見込んでおり、ブロックチェーンを活用した支払いシステムの連携を計画している。
このシステムは Pundi X が構築を受け持つ。同社はジャカルタを本拠としており、従来型小売業者が仮想通貨を利用できるようにするシステムを最近ローンチした。
Pundi Xは XPASS Card という内部支払いシステムを構築する予定。XPASS Card はイベント参加者に配布され、会期中、35ヶ所のキヨスク店頭で利用できる。
コインは Ultra Coin と呼ばれるもので、本イベントのためだけに作成される。Ultra Taiwan が終了するとコインは消滅する。
狙いは、ブロックチェーンがカードの追加セキュリティ層となることと、内部支払いインフラストラクチャーなので商品や飲食物の列に並んで待つ時間を短くすることだ。
PundiX の共同設立者兼 CEO の Zac Cheah 氏は、PundiX のコアの使命は日常生活で仮想通貨を利用できるようにする手段の提供を通じて仮想通貨の普及に貢献することだと説明する。仮想通貨のユースケースはまだまだニッチで、近所のマーケットで現金を使ってドリンクを買うほどに便利なものになっていない。PundiX はこれを変えたいと思っている。
あと2週間ちょっとで、大盛況の Ultra Taiwan フェスティバルで3万人のイベント参加者が飲食物や商品の支払いに PundiX のテクノロジーを利用するのを目の当たりにすれば、そういう疑問もなくなることでしょう。世界で初めてブロックチェーンを活用した支払い方法を大規模なフェスティバルに提供し、大勢の方々にご利用頂けることを大変誇りに感じています。(Cheah 氏)
利用促進のインセンティブの1つとして、XPASS Card を利用して商品を購入した人に1,000 NPX コインを提供することをPundiXは計画している。現在、1,000 NPX コインの価値は約1.60米ドルだ。
PundiX は1月のトークン販売で3,500万米ドルを調達しており、シンガポール、韓国、スイスでブロックチェーンの POS システムを普及させるのに資金を投じている。
この音楽フェスティバルは台北で9月8日と9日にかけて開催される。
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