福岡を拠点とするメドメインは17日、ソフトバンク系 AI 特化 VC のディープコア と九州特化 VC のドーガン・ベータから1億円を資金調達したと発表した。
メドメインは今年1月、九州大学起業部から第1号として生まれたスタートアップ。同社は医療 IT の領域で AI による病理画像診断ソフト「PidPort」、医学生向けクラウドサービス「Medteria」の2つのサービスを展開している。
PidPort は、ディープラーニングとメドメイン独自の画像処理技術により、スピーティーで高精度な病理診断を実現のため、医療機関への2年以内(2020年)の提供を目指している。現在、九州大学医学部と九州大学病院の協力のもと開発を進めており、スーパーコンピュータを用いて AI への高速学習を行っている。
日本の AI ソリューションプロバイダー、シナモンが Microsoft や Google に続き、AI 研究開発センターを台湾に開設すると発表した。同国の優れた科学技術教育水準という魅力が決め手になった。 地域的な人材不足に対しては、10月に同社は無償で6ヶ月間の AI コースを台湾の若者に提供する。従業員候補の育成が目的だ。 シナモンの共同設立者で CTO の堀田創氏は次のように話す。 台湾は…
日本の AI ソリューションプロバイダー、シナモンが Microsoft や Google に続き、AI 研究開発センターを台湾に開設すると発表した。同国の優れた科学技術教育水準という魅力が決め手になった。
地域的な人材不足に対しては、10月に同社は無償で6ヶ月間の AI コースを台湾の若者に提供する。従業員候補の育成が目的だ。
シナモンの共同設立者で CTO の堀田創氏は次のように話す。
台湾はアジア太平洋市場において AI 開発をリードしていくポテンシャルがあります。台湾の人材の多くはハードウェアエンジニアですが、その多くが AI の基礎となる、数学や物理学など基本的な科学教育を収めています。
同社にはアジアで5ヶ所の AI 研究センターを開設する計画があり、2022年までに500名の AI エンジニアを雇用する目標だと堀田氏は話す。急速に成長が進む AI 分野では、国際的にもアメリカと中国に人材が集まる傾向にあり、多くの国が人材不足に直面している。
シナモンは現在シリーズ B の資金調達を終えつつある。FFG Venture Business Partners、伊藤忠グループ、ソニーイノベーションファンドが合計800万米ドルを投資している。また、みずほ銀行、三井住友銀行からも融資を受けており、今年8月までに調達目標の1,000万米ドルに近づきつつある。
CEZA は重要なインフラとしての Crypto Valley of Asia の開設を歓迎します。ここは多くの外国人投資家や世界的なフィンテックプレーヤーを CEZA やフィリピンに惹きつける機能を果たすでしょう。これでフィリピンは、フィンテックやブロックチェーンに関連する業務において主要なオフショアリング地の1つになることができます。
拠点を構える企業やサービスには、マレーシアの Common Ground などのコワーキングスペース、Horangi(シンガポール)や Blackpanda(フィリピン)などサイバーセキュリティやリスクアセスメント、韓国の Hanwha と協力してローンチされた Blockchain Academy などがある。
他にもインターネットデータセンター、仮想通貨のマイニング企業、自家発電の施設などが含まれる。
Northern Star 会長の Enrique Gonzalez 氏はこのように述べた。
Crypto Valley of Asia と CEZA により、フィリピンはフィンテックとブロックチェーンの世界地図に載る国となるでしょう。スイスの Zug といった他の法域と同じように、教育や BPO を通してイノベーション、起業家精神、重要なスキル開発を育む環境を作りたいと思っています。この巨大な開発計画に関わってくれるとお約束頂いた強力な世界的パートナーのおかげで、フィリピンをブロックチェーンの主要なオフショアリング先として確立する気運を高めていけると確信しています。