インドの通勤用シャトルバスサービス「Shuttl」、Amazon Alexa Fundや電通ベンチャーズなどから1,100万米ドルを調達

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インドのアプリベースのシャトルバスサービススタートアップ Shuttl がシリーズBラウンドで1,100万米ドルを調達した。同ラウンドは Amazon Alexa Fund(eコ マース大手の Amazon が運営)と電通グループのコーポレート VC 子会社、電通ベンチャーズがリードした。

Sequoia CapitalTimes InternetLightspeed Ventures などの既存投資家の一部も本ラウンドに参加した。

この新規資金により Shuttl はサービス地域を拡大し、インドの複数都市でより多くの消費者にサービスを提供していく予定。

Shuttl の CEO 兼共同設立者の Amit Singh 氏は次のように述べている。

私たち Shuttl の使命は皆さんの通勤の苦痛をなくし、座席のあるスマートバスのオプションで各都市の渋滞を緩和することです。すでに大規模でもこれが実現可能であることを示す実績があります。消費者体験の改善、路線を増やし、数百万の通勤者の尊厳回復に向けた取り組みを続けていきたいと思っています。

2015年4月に設立された Shuttl は、座席ベースの需要適合型バスモビリティースタートアップで、インド都市部に環境配慮型かつ高コスト効率のソリューションを提供している。バスは自家用車よりも路面面積や環境配慮の点で効率に優れているため、Shuttl のモデルは渋滞や公害を緩和できる。同社は現在デリー首都圏、コルカタ、その他インドの主要都市において1日あたり4万5,000便を運行しているという。

Shuttl は150路線を800台のバスで運行。

Amazon Alexa Fund の Paul Bernard 氏は次のように述べている。

数百万の人々が毎日の通勤に公共交通機関を利用しています。皆さんの声(乗客の声を切符代わりにする)は毎日のルーティンを便利にする新しい方法です。Shuttl はこうした体験をインド全土の Amazon Alexa 顧客に提供するべく取り組んでおり、私たちはShuttlを支援していくことを楽しみにしています。

電通ベンチャーズは電通グループのハンズオン型コーポレート VC 子会社で、起業家が世界に革新をもたらすのに必要とする専門家の支援を提供している。電通ベンチャーズは大きな意味でマーケティングやコミュニケーションビジネスを変革する分野や、革新の潜在性が高い分野に投資を行っている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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