旅行中のアクティビティをリアルタイム予約、海外のオプショナルツアー予約サイト「タビナカ」がバリの現地法人を子会社化

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写真左より同社代表取締役社長の三木健司氏、PT. CITRA KREATIF TOUR代表取締役社長のI WAYAN PUTRA ARISTANA氏

海外の現地オプショナルツアー予約サイト「タビナカ」は8月9日、インドネシアのバリを拠点としたアクティビティを提供するPT. CITRA KREATIF TOURの発行済株式を全株取得し、子会社化したことを発表した。

タビナカは観光などで海外を訪れた際のアクティビティやオプショナルツアーを予約できるサイト。主に現地の日本語ガイドがツアーを案内するのが特徴だ。現地スタッフとのリアルタイムチャットができる「タビナカサポート」も実装しており、同機能の平均購入数は3から4商品程度。月間の申込者は約6000人。海外の100都市以上、約4000商品を現在取り扱っている。

今回の子会社化は、旅行中の需要にリアルタイムで応えることが目的だ。同社では既に東京、バリ島、セブ島、カンクン、アメリカネバダ州の5拠点にて法人を運営しており、2018年度内には11カ国への展開を目指している。

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旅行業界といえばズボラ旅 by こころからをはじめ、TRAVEL Now、メルカリも旅行領域への参入を表しているのが2018年4月以降の動きだ。タビナカは2014年8月に現地のガイドする人と旅行に行く日本人を繋ぐC2Cモデルでサービス提供を開始し、2018年1月に同社がオリジナルツアーを提供するD2Cモデルへと変化した。

同社代表取締役の三木健司氏は現地に拠点を構えていく理由について、下記のように話してくれた。

「星野リゾートではオペレーションのスタンダードがあることにより、高品質のサービスを提供できています。現地法人を構えていくことにより、タビナカのオペレーションスタンダートを作っていくのが目的です。在庫の管理やリアルタイムの対応がしやすくなることで、サービス品質を向上していきます。」(三木氏)

今後は既存サービスの開発とともに、現地の法人を拠点にグルメや現地での移動、マッサージといった副次的な消費のマーケットへの参入も目指している。

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