ドローンデータ解析「Airware」が130億円を溶かして事業停止へ

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2018.9.16

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ピックアップ:Drone startup Airware crashes, shut downs after burning $118M via TechCrunch

ニュースサマリ:ドローンのデータ解析・運用システムを開発するAirwareが事業をストップしているようだ。TechCrunchが伝えているもので、シャットダウンするという通知をスタッフに向けて送っているSlackのスクリーンショットを掲載している。AirwareはAndreessen HorowitzやGoogleの投資部門「GV」、Kleiner Perkinsなどから1億1800万ドル(日本円で約132億円)を調達している。

話題のポイント:Airwareはドローンを活用した「データ解析クラウド」をサービスにした企業です。例えば修理すべき屋根のデータを建設会社に提供したり、鉱山でどれぐらいの採掘ができるかといった、無人機でなければ取得が難しいデータを扱うことで注目を集めた企業です。Y Combinatorの2013年冬バッチに参加しており、前述の通り名だたる投資家から支援を受けていました。

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実はちょっと前、9月11日に「Japan, and are honored to announce partnerships with and strategic investments from Mitsubishi Corporation and Prologis Inc.」とツイートしているのですが、リンク先になっているニュースは消されていました。なんとなく先走りだったような気もしなくもないです。

相当突然の出来事だった様子で、TechCrunchの報道をみると140人いた従業員が一気に解雇されたみたいですね。ということは事業売却もなかった、ということでしょうか。そこは詳細情報がありませんでした。

理由はいろいろ書いてありますがシンプルに競合優位性がなくなった、という感じです。元々ドローンの航行技術を提供し、その後、事業化の一環としてデータ解析に乗り出しますが、こういった一連のサービスに差別化が難しくなり、最後にチャレンジしたオリジナルのドローン開発にも失敗して終了、ということだそうです。

WeWorkのように大胆な「Jカーブ」を掘るスタートアップもいますが、勝ち筋あってのことですので、大型調達をしたからといって必ずしもイグジットがあるとは限らないという一例です。

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