
Image credit: Umitron
シンガポールと日本を拠点に、水産養殖技術を開発するウミトロンは11日、スパークス・グループが運営する未来創生ファンドから3億円を調達したと発表した。これは同社が6月に発表した調達ラウンドの追加となるもので、このラウンドにおける同社の調達金額は総額12.2億円となる。
ウミトロンでは、生け簀に設置することで魚の遊泳行動をリアルタイムでモニタリングできる IoT デバイス「UmiGarden」を使った水産養殖向けの効率のよい事業運営支援に加え、8月からは赤潮等の環境リスクの極小化を目的に、IoT を活用した水産養殖保険のためのデータサービスの実証を開始している。同社では、今回の資金調達を受けて、水産養殖保険サービスを共同で進めるパートナー(生産者、保険会社等)を、日本内外で積極的に募集していくとしている。
ウミトロンは先ごろ、大分県と進める「平成30年度おおいた IoT プロジェクト推進事業」で、ぶり養殖における動産(養殖魚の在庫価値)の準リアルタイム評価・把握に向けた取り組みを発表しており、大分県内の養殖生産者と連携し、AI・IoT技術を活用して洋上の各生簀での動産評価を自動化することで、経営へ役立てるための実証実験を開始している。
via PR TIMES
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