AI Grid Foundation、ブロックチェーンVC複数から2,000万米ドルを調達——再生可能エネルギーを交換できるスマートコントラクト基盤を構築

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Image credit: Eloncity

ベンチャーキャピタルのグループがシンガポールの AI Grid Foundation への2,000万米ドルの投資に参加した。Deal Street Asia が報じた。投資したベンチャーキャピタルは、OK Blockchain Capital、Krypital Group、Starwin Capital、Fenbushi Capital(分布式資本)、LD Capital、Horman Capital(霍曼資本)、Collinstar Capital、Interblock Capital、JRR Crypto、Fly Fund、Qingzheng Capital(青争資本)、Decentrust Capital、Powerlink Labs、GVC.PE、Ceyuan Digital Assets(策源数字基金)、および言及されていない個人投資家だ。

AI Grid Foundation は現在、顧客が再生可能エネルギーを相互に交換できるブロックチェーンのスマート契約プラットフォームを構築中だ。また、同団体は、コミュニティベースのアプローチで分散化した再生可能エネルギー源を採用するプロジェクト「ELONCITY」の開発に戦略的提携関係を結んでいる。

このプロジェクトには、ELONCITY の主席顧問として、国連クリーンエネルギー大使、Dai Zhen 氏が任命されている。

Web
ELONCITY の仕組み
Image credit: Eloncity

AI Grid Foundation は公式声明で、現地で作り出した再生可能エネルギーや地域で生産された貯蔵電力を供給できると述べている。

これを実現するために、AI Grid Foundation は、世界的な暖房換気空調(HAVC)メーカーのGREE Electric Appliances(格力)と提携し、再生可能エネルギーシステムの効率性を高める直接暖房換気空調システムのさらなる普及を目指している。

バーミンガム大学のエネルギー研究所所長 Martin Friel 氏によると、未来のエネルギーセクターが直面する最大の課題は、暖房換気空調の構築だという。HAVC は一般的な建物で最もエネルギーを消費し、建物の平均電気需要の半分以上を占めるという。

【via e27】 @E27co

【原文】

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