Beyond Next Venturesら、東京・日本橋にライフサイエンス系スタートアップ向けシェアラボ「Beyond BioLAB TOKYO」開設を発表

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左から:Beyond Next Ventures 代表取締役社長 伊藤毅氏、三井不動産 常務執行役員 植田俊(たかし)氏、LINK-J 事務局長 曽山明彦氏
Image credit: Masaru Ikeda

<30日20時更新>

本稿初出時、アクセラレータプログラム「Blockbuster TOKYO」の発表としましたが、「Blockbuster TOKYO」は今夏開始済で、本発表はシェアラボ/ウエットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」に関するものでした。タイトル・本文・スラグを修正しました。

ライフサイエンス系 VC/アクセラレータの Beyond Next Ventures (BNV)、同分野のスタートアップのコミュニティ運営を行う LINK-J、三井不動産(東証:8801)は30日、都内で共同記者会見を開催し、 日本橋ライフサイエンスビルディングの地下にシェアラボ/ウエットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を開設することを明らかにした。

Beyond BioLAB TOKYO のグランドオープンは2019年2月1日で、運営や機器整備などは BNV が行う。現在運用中の、東京都によるライフサイエンス系スタートアップ特化アクセラレータ「Blockbuster TOKYO」の第2バッチにはスタートアップ21社が採択されており、その約半数が Beyond BioLAB TOKYO を活動拠点として利用する見込み。第2バッチのデモデイは、2019年3月27日に予定されている。

Beyond BioLAB TOKYO
Image credit: Beyond Next Ventures

BNV は先ごろ2号ファンドの組成を発表している。2号ファンド単体の運用規模は開示されていないが、「55億円規模だった1号ファンドよりも規模は大きい(BNV 代表取締役社長 伊藤毅氏)」ようだ。伊藤氏はまた、1号ファンドから投資が実行された23社中、15社については医療ヘルスケアスタートアップだったことも明らかにした。

伊藤氏は、サンフランシスコのアクセラレータ IndieBio(SOSV が運営)やアメリカ7拠点でシェアラボを運営する Biolabs の事例を挙げ、ライフサイエンス系スタートアップの育成に都市型シェアラボの存在が重要だと強調、Beyond BioLAB TOKYO のもたらす可能性に意欲を見せた。

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