Kitchen United、GVがリードするシリーズAラウンドで1,000万米ドルを資金調達——データドリブンなキッチンでレストランの事業拡大を支援

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Kitchen United は、Alphabet のベンチャーキャピタル部門 GV がリードするシリーズ A ラウンドの資金調達で1,000万米ドルを調達したと発表した。同社は、レストランが不動産に追加投資することなく新規市場を開拓できるよう支援を目指す若いスタートアップで、資金調達には同社の共同設立者 Harry Tsao 氏と John Miller 氏も投資家として参加している。

カリフォルニア州パサデナで設立した Kitchen United は、見込み客である「外食事業家」に、様々なレストラン最大20店舗を収容できる基本的には倉庫タイプの施設「キッチンセンター」を提供する。イートイン向けには設計されておらず、ただ単に料理を作る場所で、ここから料理を宅配するか、場合によっては顧客が取りに来る。ここでの最終目標は、世間に認められた人気のレストランブランドが、成功が期待できないかもしれない地域への投資に全てを賭けることなく、新規市場へ拡大できるようにすることだ。

データドリブンなキッチン

実は、Kitchen United はシンプルなキッチンスペース以上のものを提供している。データに基づく意思決定も約束しているのだ。キッチンセンター自体は、人々に料理を提供できるよう最適なロケーションでオープンするが、地域の人口統計学データを使用して特定の種類の料理への需要を明確にさせる。また、消費者と運営上のデータも集約し、事業に有用な情報をキッチンに提供する。例えば、どのメニューが一番人気がないのかといったデータを提供し、キッチンは新メニューに挑戦したり、メニューを削除したりできる。

Kitchen United の CEO、Jim Collins 氏は以下のように指摘する。

消費者は、かつてないほど高いレベルで食事の選択肢を求めています。当社のキッチンセンターは、全国の家庭や企業に生産拠点を近づけるよう設計しており、地元企業と全国的な企業が等しく新規市場に参入できる力を提供しています。

この種のスタートアップは、レストラン分野の成長傾向を象徴するものだ。Uber がラブコールを送っていると報じられているヨーロッパの巨大食品デリバリー企業 Deliveroo は昨年、レストランがデリバリーのみのキッチンを開設できるプラットフォームをローンチした。これは一言で言うと、オンデマンドのデリバリーネットワークで家庭でのレストラン体験への需要を満たすことで、拠点の拡大を見込むレストランのリスクを軽減するというものだ。他所でも、ニューヨークを拠点とする Pilotworks が昨年、似たような計画でベンチャーキャピタルから1,300万米ドルの資金援助を受けた

GV のゼネラルパートナー Adam Ghobarah 氏は次のように付け加える。

Kitchen United が自由自在なキッチンスペースへデータに基づいたアプローチをとることで、新規市場への拡大を目指す全国、地方、地域のレストランチェーンへ重要な価値を切り開きます。全国チェーン、地方ブランド、地方フランチャイズ、小規模の新興飲食店に対する多様な露出に加えて、設立チームの事業拡大における経験により、Kitchen United は外食革新を加速する強力な立場にいます。

GV の投資の一部として、Ghobarah 氏は Kitchen United の取締役会にも参加することになった。

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カリフォルニア州パサデナにある Kitchen United のキッチンセンター1号店

Kitchen United は、5月にキッチンセンターの旗艦店1号店をパサデナにオープンした。1万2,000平方フィート(約1,115平方メートル)のハブで、レストランチェーン15社を収容している。Canter’s Deli、Mama Musubi、Barney’s Gourmet Burgers、ビーガンのお店 Pizza Plant などだ。

今回調達した1,000万米ドルで Kitchen United は2019年末までに新規市場への拡大を強化する計画だという。ロサンゼルス、アトランタ、コロンバス、フェニックス、シアトル、デンバー、ニューヨークだ。また、同社の不動産、マーケティング、エンジニアリング、運営拠点の強化にも資金を投じるという。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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