「ネットギフトの体験向上目指す」ーーギフト特化のEコマース「TANP」運営のGracia、総額1.2億円の資金調達を実施

by SuzukiSekiko SuzukiSekiko on 2018.10.22

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写真左より同社COOの中内怜氏、CEOの斎藤拓泰氏、CTOの林拓海氏

ギフト専門Eコマース「TANP」を運営するGraciaは10月22日、シリーズAラウンドにて総額1.2億円の資金調達を実施したことを発表した。引受先となったのはANRI、マネックスベンチャーズ、ベンチャーユナイテッド、ドリームインキュベータ、SMBCベンチャーキャピタルと個人投資家のペロリ創業者の中川綾太郎氏、Hotspring代表取締役の有川 鴻哉氏、河原﨑大宗氏、坂本 達夫氏。株式比率や払込日などの詳細は非公開となっている。

2017年9月にローンチしたTANPは、ギフトを送る人ともらう人の体験に特化したEコマースサイト。Amazonや楽天市場などのEコマースサイトと異なる、ギフト商品専用のラインナップや配送時間、ラッピングオプションを取り揃えているのが特徴だ。

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同社代表取締役の斎藤拓泰氏は、同サービスについて「ただ送ったものが届くのでなく、百貨店で大切な人にギフトを買うような体験をつくりたい」と話しており、「雑な状態で届いて欲しくない」「期日までに必ず届けたい」といったユーザーニーズを満たすことを目指している。2018年5月の母の日ギフトでは、ピーク時1日あたり800件の荷物数を突破した。

商品は在庫委託販売形式をとっており、注文が入ったギフトを同社内で全て梱包して配送する。商品の種類は860品で雑貨をはじめthe body shop、JIMMY CHOO、Tiffany & Co.といったブランド商品を取り扱っている。商品委託販売は約100クライアント程度との提携ということだ。

ギフト購入者の7割はボックスや花、リボンのラッピングをオプションとして選択している。ユーザー層は20代から30代の男女で、自分の手元に商品を注文してからギフトを手渡しするケースが多いそうだ。平均購入単価は5000円から6000円程度。主な決済手段は銀行振込やコンビニ、代引きがメインでクレジットカードの利用率は比較的少ないそうだ。オプションの課金金額は500円から2000円がボリュームゾーンになっている。

月間の商品流通数は約2000から3000点。今後は調達資金を内祝いや結婚祝いといった対応ギフトの拡大およびマーケティングに充当し、流通規模の拡大を目指す。

「今後は月間流通総額1億円を目指したいと思っています。将来的にギフト市場は10兆円にものぼり、カジュアルギフトだけでも6兆円あります。『実際に商品を見ないと不安』というようなネットでギフトを買う抵抗感をなくすことで、より大きな規模の事業展開が可能だと考えています」(斎藤氏)

同社代表取締役の斎藤拓泰氏は現在東京大学に在学中。大学の同級生とGraciaを創業した、いわゆる東大スタートアップチームだ。チームの平均年齢は21歳。「自分自身が興味があり、ニーズを感じていた領域」(斎藤氏)での起業を決めたと話してくれた。

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