
ベルリン発のスタートアップで、環境に最適なサウンドを自動生成するアプリ「Endel」を開発する Endel は先ごろ、アプリの日本語対応版をリリースした。Endel は、音楽スタートアップ特化アクセラレータ「Techstars Music」の2018年バッチにに採択されているが、エイベックスは今年8月から Techstars Music に参画しており、この関係からエイベックスは Endel の日本市場進出を支援する。
Endel は、天気や時刻、心拍数などさまざまなインプットをもとに、ユーザ毎にパーソナライズされたヒーリング環境音を、睡眠・リラックス・集中モード等の目的に合わせて、独自のアルゴリズムで自動生成する。サービス内容を〝音のマイナスイオン〟と定義し、今後、テクノロジー × アートで提供するスタートアップとの提携を計画している。
エイベックスによる Endel への支援内容は、シードラウンドへの出資(出資額不明)、日本での流通、マーケティング、PR など。エイベックスは以前、Techstars Music が輩出したスタートアップ Mightly に出資したことが明らかになっている。AppStore にアップされたアプリもエイベックス名義で公開されていることから、ローカライズの実務面などでもエイベックスが深く関与しているようだ。アプリは7日間の無料トライアルが可能で、12月16日までのサインアップで早期割引が適用される。
今年1月に設立された Endel は、これまでに2回のラウンドを経て110万ユーロ(約1.4億円)を調達しており、これまでの投資家には Amazon Alexa Fund、テクノ DJ の Richie Hawtin 氏が設立した Plus8 Equity Partners や、EDM トリオ Major Lazer の DJ である Jillionaire などがいる。
<参考文献>
- アマゾン、音楽系スタートアップEndelに出資。音声AI支援の「Alexaファンド」が実施(All Digital Music)
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