レポートによると、Apple が買収について話し合うために、初めて Leap Motion の共同設立者である Michael Buckwald 氏と David Holz 氏に会ったのは2013年のことである。この会談では、買収によって Apple の新しい複合現実に対する取り組みを支援するための見通しについて話し合われた。非常に珍しいケースを除いて、Apple は通常買収した企業、企業内のチームとプロジェクトを取り込んで自社の一部にする。
Apple は Leap Motion の買収でも同じようにするつもりだったようだ。クパチーノに拠点を置く Apple は、Leap Motion のチームと従業員、知的財産を買うつもりだったが、Leap Motion の重要なアクセサリーには興味がなかった。それは価格が80米ドルで、複雑な手の動きをコンピュータが理解できるジェスチャー入力に変換するボックスである。Leap Motion のデバイスがあれば、手と指の動きを VR 企業やゲーム業界で活用できることは明らかだ。
Holz 氏は Apple の提案に興味を示さなかったようだと伝えられている。同氏はApple について「かつてのイノベーションを失い、テクノロジーも大したことはない」と語り、次いで Apple のライバルである Google のモバイルオペレーティングシステム Android を褒めたたえた。Leap Motion の元社員によると Holz 氏は実際に「あんな人たちとは二度と一緒に働きたくありません。彼らは悪魔のようです」と語っていたそうだ。そして買収は今回も失敗に終わった。
最初の試みが失敗に終わり、Leap Motion の財政面も不安定な兆しを見せ始めていた。Apple はそれでも同社に興味があることを伝え続けた。しかし取引には至らず、結局、AR 製品開発のために Leap Motion の従業員数名を雇うこととなった。Leap Motion では、ハンドトラッキングアクセサリーに続く製品として、North Star という奇妙な見た目の AR ヘッドセットを開発していた。AR コミュニティのイノベーションを活発化させるために、このヘッドセットはすぐにオープンソースとして公開された。
韓国の中小ベンチャー企業部は10月25日、文化体育観光部やインドネシアの創造経済庁(BEKRAF)と共同で、南ジャカルタ市にて Indonesia-Korea Tech-Startup Demo Day を初めて主催した。 同イベントは韓国の Small Medium Business Cooperation(SBC)が国際貿易協会(KITA)、コンテンツ振興院(KOCCA)、インドネシアの An…
韓国の中小ベンチャー企業部は10月25日、文化体育観光部やインドネシアの創造経済庁(BEKRAF)と共同で、南ジャカルタ市にて Indonesia-Korea Tech-Startup Demo Day を初めて主催した。
同イベントは韓国の Small Medium Business Cooperation(SBC)が国際貿易協会(KITA)、コンテンツ振興院(KOCCA)、インドネシアの Angel Investor Network(ANGIN)と共同で企画。 両国から25社のスタートアップが参加した。
Zeus Tech や Diamond Tools Solutions など参加した多くの韓国のスタートアップは、精密モーターやダイヤモンドを安全にカットできる工具など産業向け機械や設備を提供している。 また、モバイル決済サービス向けビッグデータプラットフォーム「Payperse」などのフィンテック企業も注目だ。
Manpro
インドネシアからは建設計画向けプロジェクト管理プラットフォームを手掛ける Manpro など、オンラインプラットフォームを提供するスタートアップが参加。同社は Plug and Play Indonesia というアクセラレータプログラムにも参加しており、顧客リストには BEKRAF や大手国有銀行のインドネシア国営銀行(BTN)が含まれている。
同社は Swiss Innovation Challenge Asia 2017 で準優勝、Startup Istanbul Challenge 2017 でトップ100、インドネシア科学技術省主催の2017 National Research Grant on Blockchain in Music で優勝、 ITB Research Grant 2018 で優勝など、数々の賞を受賞している。
Indonesia-Korea Tech-Startup Demo Day は SBC、KITA、KOCCA、ANGIN による Global Mentoring Program の一環として行われ、成長性や将来性のある韓国のスタートアップを発掘し、インドネシア市場進出の促進を目的としている。
このプログラムは1週間にわたって開催され、ビジネスマッチングやデモデイだけでなく、Go-Jek や Qraved、複数のアクセラレータオフィスへの訪問、Tech In Asia Jakarta 2018 への参加といったベンチャーキャピタルによる指導セッションも行われた。
開幕セッションで最初に登壇したのは Web 発明の父である Tim Berners-Lee 氏。彼は自身が2009年に立ち上げた The Web Foundation が取り組む 50/50 Moment というテーマについて語った。50/50 Moment とは、2019年に世界人口の半分がインターネットにつながる中、まだつながっていない人たちも今後つながればいいというわけではなく、フェイクニュース、データプライバシーなどインターネットの負の側面も問題視される中で、どうつながればいいかを考えるべきという活動だ。
Lisa Jackson 氏 Image credit: WebSummit
Apple の環境担当 VP である Lisa Jackson 氏は、同社がクリーンエネルギーのサプライチェーンの構築を推し進めていることや、最近、中国で3億米ドルのクリーンエネルギーファンドを立ち上げたことなどを紹介した。また、(主にアメリカ国内と思われるが)古くなった Apple 商品を Apple Store に持ち込むか、オンラインストアに送ると、新しい Apple プロダクトの材料に使われる Giveback プログラムも立ち上げたとのこと。
Darren Aronofsky 氏 Image credit: WebSummit
映画「ブラックスワン」の監督で知られる Darren Aronofsky 氏は、VR でストーリーを伝えるというテーマで登壇。彼は今年発表した VR シリーズ「Spheres」で数億ドルを資金調達したことを明らかにしているが、VR が通常の映画を置き換えていくこと、あるいは、通常の映画を部分的にバーチャル表現が置き換えたりしていくことの可能性について語った。