本稿は世界のスタートアップシーンを伝える起業家コミュニティFreaks.iD編集部との連動記事。資金調達に成功した事例をデータベースとして毎日更新中。いち早くニュースをチェックしたい人はこちらを参照されたい

売掛金の自動請求サービス「YayPay」が840万ドルを調達。過去の請求書を分析し、売掛金の回収が済んでいないクライアント企業へのメールリマインドや個別請求対応を自動で行うSaaSを開発。すでに480の利用企業を抱え、累計70億ドル以上の売掛金・未請求分の回収サポートを行ったという。- YayPay raises $8.4 million for its accounts receivable service

フィリピン発、ライブストリーミングアプリ「Kumu」がシードラウンドで120万ドルを調達。今回の出資はフィリピンの雑誌『Summit Media』がリードしており、今後同社はKumuが抱える10万ユーザーにアプローチするデジタル戦略にシフトするとみられる。- Philippine livestreaming app nabs $1.2m from magazine publisher, others

コロンビア発、オンデマンドデリバリーサービス「Rappi」がシリーズAラウンドで2億ドルを調達。飲食品から医薬品、家電まで幅広い商品を届ける配達プラットフォーム。ユーザーがアプリ上で配達依頼を行うと、一回の配送につき1ドルの固定料金が請求される。1ドルで収益化を図るため運用はモーターバイクか自転車配達に限定しているという。同社は著名アクセレータ「YCombinator」を卒業している。- Rappi raises $200M as Latin American tech investment reaches new highs

ギーク向け月額サブスク・コマース「Loot Crate」が2,300万ドルを調達。スポーツチーム、漫画、ゲーム会社などと独占契約を行い、プレミアム商品パッケージを月額サブスクリプションモデルで提供する。スーパーマンで有名な「Marvel」シリーズや有名ゲーム「Fallout」に代表される人気コンテンツ好きなオタクが毎月厳選されたキュレート商品を手にできる。- Loot Crate Grabs $23M

メンタルウェルネス特化コミュニティーアプリ「Wisdo」が1,100万ドルを調達。身体の悩み、心の悩み、自己成長、家族に関してなど、多様なトピックのコミュニティーに分かれている（メンタルヘルス版Mixiとも言えるかもしれない）。各コミュニティー内では悩みを抱えた人たちが思いや考えを共有し、同じ境遇を経験した人からのコメント・フィードバックを切り口として友人ネットワークを構築する。- Mental wellness startup Wisdo launches with $11 million in funding

小売店舗向けAI販売予測ツール「Celect」がシリーズCラウンドで1,500万ドルを調達。製品カタログ、デジタルおよびリアル店舗の過去の売上実績からリアルタイムで商品需要を予測する。加えて、特定店舗を訪れる常連客および全顧客の平均購買行動を予測する。誰が優良客であり、彼らのためにどの商品を確実にストックしておくべきかの意思決定につながる。- Celect raises $15 million to help stores predict sales with AI

インド発、ローカル言語向け医療情報プラットフォーム「myUpchar」がシリーズAラウンドで500万ドルを調達。13のインド国内語で健康情報を発信するキュレートサイトを運営。ユーザーは各ローカル言語で音声やテキスト検索して即座に情報へアクセスできる。すでに1,000万ユーザーを抱えるという。- myUpchar raises $5 million for local language health content in India

法人向けAIチャットボット「Pypestream」が1,500万ドルを調達。チャットボットを通じてテキストや写真だけでなく、スケジュール調整やファイルのやり取りも可能。セキュリティーレベルも高く、たとえば保険業界では厳重にプライバシーを管理しながら顧客対応の80%を自動化できるという。年間顧客増加数（YoY）は3倍。- Pypestream raises $15 million for conversational enterprise AI