
Image credit: Gogoprint
タイ発のオンライン印刷スタートアップ Gogoprint は12日、インドネシアの競合企業 Prinzio を金額非公開で買収したと発表した。この買収により、Prinzio が基盤を固めてきたインドネシアにおける Gogoprint のプレゼンスが拡大することになる。Prinzio の運営は、そのブランドやチームも含めて現在と同様独立して行われる。また、同社の設立者で Lazada と Rocket Internet の元幹部であった Riky Tenggara 氏が共同設立者として Gogoprint に加わる。
Gogoprint はチラシやリーフレットといった文書を印刷できるオンラインサービスである。このサービスには、用紙の種類や枚数といった項目を考慮し、こうした項目を一括処理して1枚の印刷用紙を最大限に活用するアルゴリズムが搭載されている。印刷用紙には1枚ごとに決まったコストがかかるため、Gogoprint は連携するプリンターのコストを削減してくれるのだ。同様に、Prinzio は低コストを売りにした一括印刷サービスである。
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Gogoprint の共同設立者である David Berghaeuser 氏によると、Prinzio は強固な顧客ベースが魅力なのだという。この買収により、Prinzio は Gogoprint の AI 能力を活用して製品の強化に努める。両社はインドネシアにおいて合わせて100社以上の印刷会社と提携し、2,500人以上の顧客に利用されている。Gogoprint はシンガポール、マレーシア、オーストラリアでもサービス展開している。
Gogoprint は10月、韓国やニュージーランドをはじめとする新市場への拡大に向けシリーズ A ラウンドで770万米ドルを調達した。両社に買収の金額を尋ねたが、金額は非公開とのことだった。
【via Tech in Asia】 @techinasia
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