
Image Credit: Agricool
Agricool は本日(12月4日)、大都市においてイチゴを栽培する特別製トレイラーを使ったシステムで2,800万米ドルを調達したと発表した。
パリに拠点を置く同社は、農産物の地域生産への需要の高まりに技術革新によって応えようと、総額4,100万米ドルの資金を調達している。
Agricool の共同設立者で CEO の Guillaume Fourdinier 氏は声明で次のように語った。
私たちは、都会での農業をサポートし大量生産を可能にするというアイデアに非常にわくわくしています。まもなく都市において格別のフルーツや野菜を味わうということが特別な贅沢ではなくなるでしょう。

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同社の「Cooltainers」は、輸送用のコンテナに、照明、センサー、水、温度制御装置を装備し、その中で大量のイチゴを生産することを可能にしたものだ。このように環境をコントロールすることで、殺虫剤が不要になるだけでなく、消費者の近くで生産することで輸送にかかる燃料コストも削減される。
今回調達した資金を活用し、すでに Cooltainers が1台導入されているドバイでの拡大を含め、生産量を100倍にする予定だという。

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Agricool はすでに、Bpifrance Large Venture Fund、Danone Manifesto Ventures、Marbeuf Capital の Antoine Arnault 氏、Solomon Hykes 氏、daphni、XAnge、Henri Seydoux 氏、そして Kima Ventures の Xavier Niel 氏から資金を集めている。
パリ地域において2021年までに新たに200人を雇用する予定。その人々の大半は「Cooltivators」、つまり都市部の農業生産を行う起業家となるとしている。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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