自動車リースのFair、ソフトバンクがリードしたシリーズBラウンドで3億8,500万米ドルを調達——Uberとの提携を世界的に拡大

by Paul Sawers Paul Sawers on 2018.12.26

Fairhomepage
Fair のウェブサイト

 

今年 Uber の自動車リースのポートフォリオを引き受けることになった自動車リース企業 Fair は、ソフトバンクがリードするシリーズ B ラウンドで3億8,500万米ドルという巨額の資金を調達した。このラウンドには他にも Exponential Ventures、保険大手 Munich Re の Ergo Fund、G Squared、CreditEase が参加している。

同社が発表した声明によると、この資金は「一般消費者向けプラットフォームや Uber とのパートナーシップを世界的にスケールする」ために使われるとされている。

2016年に設立されサンタモニカを拠点とする Fair はそのビジネスモデルを「自動車所有の未来」と喧伝しており、モバイルアプリやウェブサイトを通じて簡単に、定められた予算内で自動車を探し調達することができるようにしている。この全体のプロセスは、リース契約への署名も含めて、アプリを通じて直接できる。

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Fair アプリ

Fair + Uber

同社は今年、Uber が Fair に自動車リース事業全体を譲ったというニュースで見出しを飾った。Uber は2015年に多くのドライバーを得るため Xchange Leasing をローンチしていたが、自動車一台につき9,000米ドルの損失が出ていたためこの事業を閉じる計画であるとする報告が浮上していた。

1月に Uber は、Fair がこのポートフォリオと関連契約を買収するということを認め、いくつかの報告によれば Fair が支払う取引額は4億米ドルに上ったと推測されている。事実 Fair の財務状況は良好で、BMW や Mercedes-Benz を含む著名な投資家からデットとエクイティで10億米ドルの資金を10月に調達していたことを明らかにしていた。

Fair と Uber はこの数か月間、緊密なパートナーシップを維持している。現在 Fair は日常のメンテナンスや牽引車サービスを含む具合的なプランで Uber のドライバーをターゲットとしており、Uber のドライバーは Uber の認証情報で Fair のアプリにログインすることができる。

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Fair と Uber

2017年8月のローンチ以来、Fair はアメリカで3,000のディーラーパートナーシップを通じて2万人のユーザに自動車を提供してきたとしている。2月の5,000万米ドルのラウンドを含めて、同社はこの1年で4億米ドル以上を調達してきた。今回の資金注入をもって、同社は一般消費者向けビジネスのローンチに加えて、Uber とのタイアップを世界中の市場に向けて加速させるつもりである。

Fair の CEO 兼設立者 Scott Painter 氏はこう指摘する。

私たちは今、消費者が所有することよりもサービスにアクセスすることを選ぶようになるという変化のただ中にいます。この度の資金調達は Fair がこのモビリティの変遷の中で、重要で永続的な役割を果たすということの兆しです。弊社は何十年も続いてきた負債を基本とした自動車購入のシステムを、簡単で手頃で柔軟な支払いプラットフォームへと置き換えます。

中古車のマーケットプレイス分野は、Vroom が最近1億4,600万米ドルの資金調達ラウンドを終了Shift1億4,000万米ドルを調達したように、大きなビジネスである。もちろん Fair の商品は短期的な「所有しない」サービスであるため事業の分野は少々違うが、そこに含まれる事前契約の毎月支払いは、現実的には長期的な「所有する」スタイルのリースとしても利用され得るものである。

SoftBank Investment Advisers のシニアインベスター Lydia Jett 氏はこう付け加えた。

Fair は自動車の個人利用やライドシェアリング、そしてカーシェアリングにアクセスするための簡単で手頃な方法を提供します。この度の投資によって Fair は世界規模で自動車を提供できるようになり、モビリティの障壁を減らすことへとつながるでしょう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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