週末の遊びやアクティビティの予約サイト「asoview!(アソビュー)」、日本フェンシング協会と協業でフェンシング競技のレジャー化を推進

SHARE:
左から:アソビュー代表取締役 山野智久氏、スポーツ庁長官 鈴木大地氏、日本フェンシング協会会長 太田雄貴氏
Image credit: Masaru Ikeda

週末の遊びやアクティビティの予約サイト「asoview!(アソビュー)」を運営するアソビューは21日、日本フェンシング協会がスポーツ庁の「スポーツビジネスイノベーション推進事業」を受託したのにあたり、日本フェンシング協会の協業先として、フェンシング競技のファン層拡大に向けた取り組みを実施すると発表した。

この日都内で開かれた記者会見で、「スポーツビジネスイノベーション事業」を運営するスポーツ庁長官の鈴木大地氏は、スポーツ団体におけるオープンイノベーション促進事業の意義を次のように強調した。

スポーツ競技団体は既存選手の強化事業に注力することは多いが、将来の選手が出てくるためのスポーツ競技の普及マーケティング活動をしっかりとやっていく必要がある。競技団体の運営人材が、そのスポーツ競技の出身者だけが占めてしまう「競技団体のタコツボ化」が指摘される中で、競技団体も外部の人材や知見を積極的に受け入れいく必要がある。今回の(日本フェンシング協会の)取り組みが、他の競技団体が変わっていく上でのロールモデルになってほしい。

一方、日本フェンシング協会会長の太田雄貴氏は、今回のアソビューとの取り組みについて、次のように期待を述べた。

メダルを取ったら、フェンシングがメジャーになると言われたが、依然として、他の競技に大きな溝を開けられている。メダルを取ったかどうかは、競技人口の増加とはさほど相関関係は無いのかもしれない。卓球やバドミントンは、日本中どの街に行ってもできるが、フェンシングはそうはなっていない。しかし、実際にはフェンシングが体験できる所は都内にも多数ある。どこでやっていいかわからなかったのが問題。それを解決していきたい。

フェンシングに対する認知者は高いものの経験者が少ない。この課題を解決するため、レジャー化でハードルを下げるべきと説明した山野氏。
Image credit: Masaru Ikeda

アソビュー代表取締役の山野智久氏は、フェンシングに限らず、すべてのマイナースポーツに共通の課題として、「スポーツを習い事としてやるのではなく、動物園や公園にいく感覚で楽しんでもらうことが重要」と指摘。アソビューでは asoview! のプラットフォームを活用し、4つの取り組みを実施する。具体的には、(1)東京の両国と調布で、6歳児から2,500円で体験できるフェンシング教室の開設、2) 両国と調布の教室での現役の選手を招いた子供向けフェンシング体験イベントの開催、(3)公募による太田氏とのフェンシング挑戦イベントの開催(限定2名)、(4)渋谷キャストでフェンシングをテーマにしたイベント「フェンシングパーク」の開催。

また、asoview! 上に特設ページを開設し、既存ユーザのフェンシング体験への誘引を図る。スポーツの楽しさを体験してもらうため、技術ガイダンスや技能などにとどまらず、1回2時間の体験で同伴した友人同士が試合できるよう、プログラム内容に工夫を施す。「スポーツビジネスイノベーション事業」としては2月28日までの実施となるが、事業はその後も自律的に持続するように設計が求められているため、3月1日以降もサービスやキャンペーンが継続される可能性はある。

日本フェンシング協会では、10年間でフェンシング競技人口を5万人にまで増やす計画を掲げている。今回のプロジェクトで目指す一つの目標として、山野氏はあくまで一つの仮説と断りつつも、今年の3月末までに asoview! ユーザ1万人にフェンシング体験への誘引を図ることができれば、競技人口を500人程度を押し上げる効果は期待できるのではないか、と語った。

asoview! のフェンシング特設ページ
----------[AD]----------