インターネット総合サービスのココン、ブランドコンサルティングやクリエイティブ制作のツードッグスとIDRを完全子会社化

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IDR 代表取締役 伊藤政芳氏、ココン代表取締役社長 倉富佑也氏、ツードッグス CEO 宇都宮賢二氏
Image credit: Cocon

インターネット総合サービスのココンは29日、企業のブランドコンサルティング、コミュニケーションデザイン、クリエイティブ制作を行うツードッグスIDR を完全子会社化したと発表した。この子会社化により、ココンはブランディング・デザイン領域における強化を行い、戦略策定から施策実行までをワンストップで提供できるようになるとしている。

ツードッグスはブランディングや UI/UX デザインに強みを持ち、製品やサービス開発、コミュニケーション設計、プロモーションなど幅広い領域においてブランドコンサルティングを展開。一方、IDR は1978年創業のデザインファームで、生活者視点から生まれるコミュニケーションデザインで、企業や地域の課題に取り組んでいる。

ブランディング・デザイン領域に関する提携について
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イノベーションアクセラレーターであるココンの事業領域
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2013年2月に設立されたココンは、イラストクラウドソーシングの Panda Graphics を事業母体とするインターネット総合サービス企業。2014年7月に East Ventures とオプトから総額1.4億円、2015年5月には、中国の SIG Asia Investments(海納亜洲創投)と、同社と関係の深い日本の VC である MS キャピタルから金額非開示の出資を受けている。さらに、2016年9月に実施したラウンドでは、East Ventures、SIG Asia Investments に加え、新規株主として、Genuine Startupsりそなキャピタルベクトル(東証:6058)、グローバルウェイ(東証:3936)のほか、千葉功太郎氏、平澤創氏(フェイス 代表取締役)、高山健氏(楽天 元取締役)をはじめとする個人投資家などから総額5億円を調達している。2017年2月には SBI インベストメントから5億円、2018年10月には YJ キャピタルと住友電工(東証:5802)などから約28億円を調達した。

ココンがこれまでに VC や投資家らから調達した資金の総額は、開示されているものだけで40億円以上に上る。

同社はスタートアップや事業の買収にも積極的だ。2014年6月にはモックス、2015年1月にはオハコと資本提携、2015年5月には音声クラウドソーシングの「Voip!」を事業譲受、2016年3月にはイエラエセキュリティを買収している。2016年8月には、サイバーセキュリティのコンサルタンシー Lepidum(レピダム)を買収し完全子会社化する一方、2016年9月にはイラストクラウドソーシングの「Panda Graphics」と音声クラウドシーシングの「Voip!」の事業部門を分社化し、Panda Graphics 株式会社を設立した(ココンの旧社名と同じ名称だが別法人)。2017年には、動作拡大型スーツを開発するスケルトニクスに出資し実質子会社化した。

via PR TIMES, Cocon

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