自律走行型ロボットで野菜を作るレグミン、シードラウンドでインキュベイトファンドから1億円を調達

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左から: 青野佑樹氏(インキュベイトファンド アソシエイト) 、成勢卓裕氏 (レグミン 代表取締役)、野毛慶弘氏(レグミン 代表取締役)、赤浦徹氏(インキュベイトファンド ジェネラルパートナー)、畑慎也氏(インキュベイトファンド テクノロジーパートナー)
Image credit: Legmin

東京に拠点を置くアグリテックスタートアップのレグミンは22日、シードラウンドでインキュベイトファンドから1億円を調達したと発表した。

レグミンは農業の作業効率化や自動化を狙うスタートアップ。葉物野菜の種まきから収穫までを自動化する自律走行型ロボットを開発している。ロボットは障害物や野菜の位置を認識しながら自動で走行し、AI による画像解析で野菜の成長度合の把握や虫食い・病気の早期検知といった品質管理も行う。

現在、静岡県東部にある5つのパイロットファームで小松菜の生産を行なっており、ここに自社開発のロボットを導入することで栽培コストの75%カットを目指している。葉物野菜の中で小松菜を選んでいるのは、収穫サイクルが1ヶ月〜1ヶ月半と短く、年間に何十作も作付けできることから、実証実験を回しやすいとの判断からだ。

レグミンは、日本 IBM 出身の成勢卓裕氏と、農家の家系で静岡銀行や静岡の地場スーパーの青果部門での勤務経験を持つ野毛慶弘氏により2018年5月に創業(二人とも共同で代表取締役)。将来は、ほうれん草や水菜など葉物野菜全体への領域拡大を進め、蓄積されたデータを活用したデータビジネスへの進出を検討している。

via PR TIMES

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