Intel が2年前に153億米ドル相当の取引で買収したイスラエルのスタートアップ Mobileye は、542億3,000万米ドルの無人運転車市場に進出を続けている。ラスベガスで開催された CES 2019のカンファレンスに続いて、同社の自動運転車(AV)意思決定モデル Responsibility-Sensitive Safety(RSS)をフランスを拠点とする自動車技術企業 Valeo が全面的に受け入れていること、そして7月に RSS を自動運転車ソリューション Project Apollo に組み入れると確約していた Baidu が、その技術の初めての導入を報告していることを発表した。
また Mobileye は、中国の交通機関 Beijing Public Transport Corporation(北京公共交通集団)と AI 自動車システム統合企業 Beijing Beytai(北太智能)が中国における自動運転の営業用公共交通サービスの開発を進める上で同社の AV ソリューションが活用されるということも明らかにした。そのローンチは暫定的に2022年に予定されている。
Intel のシニアプリンシパルエンジニアであり Mobileye の自動運転車基準部門バイスプレジデントでもある Jack Weast 氏はこう述べた。
Beijing Public Transport Corporation と Beytai に関しては、彼らは商業サービスにおける自走運転技術の発展を目指す Mobileye の AV ソリューションを共同で開発していく。彼らは新たな業界基準、そしてバスやその他の公共交通における無人運転車技術の開発の促進に取り組む。
ドクター・ショール(Dr. Scholl’s)はフットケアで有名な会社だが、1月第2週から、Wiivv Fit との提携により3D 印刷されたインソールの取り組みを開始している。 ドクター・ショールは、ラスベガスで開催されているテクノロジーの見本市 CES 2019 の場で提携を発表した。これにより、Wiivv の3D 印刷によるインサート技術を活用して、足元をさらに快適にする特注インソールを販売…
Wiivv Image Credit: Wiivv
ドクター・ショール(Dr. Scholl’s)はフットケアで有名な会社だが、1月第2週から、Wiivv Fit との提携により3D 印刷されたインソールの取り組みを開始している。
ドクター・ショールは、ラスベガスで開催されているテクノロジーの見本市 CES 2019 の場で提携を発表した。これにより、Wiivv の3D 印刷によるインサート技術を活用して、足元をさらに快適にする特注インソールを販売するブランドとして利用されることになる。
Wiivv Fit はスマートフォンのアプリを使って、消費者に自身の足を測定してもらう。するとアプリは3D 印刷の特注インソールを発注・製造し、完成した製品が自宅に送られてくる。
Wiivv はドクター・ショールと提携している。 Image Credit: Wiivv
ドクター・ショールの米国マーケティングディレクター Claudia F. Metcalf 氏は、声明で次のように述べた。
ドクター・ショールは、増加を続ける顧客向けに行うカスタマイゼーション(個人仕様化)の重要性をよく理解しています。最新サービスにより、顧客の足の正確な形を反映したインサートを、適切な場所、適切なサポートで製造することができるようになります。Wiivv Fit の技術を活用することでドクター・ショールの特徴でもある信頼性が高く快適なインサートに特注の3D 体験がもたらされます。自宅で注文ができる機能と併せ、プレミアムな個人仕様化という点で画期的なことです。
携帯電話で足のプロフィールをキャプチャーし、カスタマイズされた3D プリントのフットウェアを顧客向けに製造する機能においては、Wiivv Fitはパイオニア的存在だ。Wiivv Fit は3年前、CES の TechCrunch Hardware Battlefield で準優勝し、同時に、初めてながらも大きな成功を収めた Kickstarter キャンペーンで3D 印刷された特注のインソールを製造した。両社が初めて顔を合わせたのは CES だった。そのため、ここで提携の発表がなされたのももっともな話だ。
Wiivv の CEO Shamil Hargovan 氏は声明で次のように述べた。
Wiivv Fit で私たちが新たな境地を開いたのは、ドクター・ショールがその顧客事業をスケールさせ、特注生産のメリットを理解するようになった顧客のニーズに対応できるよう手助けすることです。当社はテック企業ですが、その存在意義は、特注製品を一つずつ作ることによって、アクティブで意味のある時間を生活にもたらすことです。それでお客様は動きやすく快適な最良の生活を送ることができます。ドクター・ショールと提携できたのは喜ばしいことです。真のカスタマイゼーションを推進していくのが楽しみです。
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AIRBUS Accelerator 参加のため、フランスのトゥールーズを拠点にしている久保直嗣(ただし)氏は、H24E Innova をローンチする前、再生可能エネルギーと従来型エネルギーの分野で十年以上に及ぶ勤務経験を持っていた。久保氏はケンブリッジ MBA プログラムに参加していたとき、超短パルスレーザー技術を水素電池セルと組み合わせることで、クリーン電力を作り出せるアイデアを思いついた。水素を燃料として使うソリューションのスケールには、驚くべきことにほとんど投資がなされてこなかったが、最近になって電力に似たクリーンなエネルギー媒介物とみなされるようになった。
本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。 彼はポッドキャスト「Disrupting Japan」を主…
本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。
塾業界に競争があることからも納得がいきます。生徒たちは成果ベースでどの塾に行くかを選びますが、小学校や高校はそうではない。つまり評判の良い私立学校は複数存在しても、それらの学校同士が(塾同士のように)直接的な競合になることはない。atama plus など、エドテックで成功した多くの企業は学習ツールを提供していますが、それは全員が同じものを学ぶ教育フォーマットに則っていて、生徒たちがそのような環境で学習するのを支援している。
その第一歩は、本を全て PDF 化して、講義をビデオ化するというものですね。これでは実のところ、何も変わっていません。教育のフォーマットが変わっただけで、生徒たちにツールを与えることに関して言えば、次世代のそれは「atama+」のようなテクノロジーを効果的な学習のために使いこなすべきでしょう。次の一歩は、ただ聴講しているだけの学習の構造を変えることになると思いますが、そのような変化は日本で起きているでしょうか?
しかし、atama plus のお客は塾である限り B2B2C をやっていることになり、その関係性から言って、atama plus のミッションは常に塾を支援するというものになりますね。生徒と直接オンラインで繋がるとか、何か変えようとしていることはありますか?
稲田氏:
新しい構造の塾を始めたいと考えています。あるクラスには15〜20人の生徒がいて、全員がそれぞれ我々の仕組みを使って学習していますが、コーチもいて、コーチはコーチングだけに特化しています。コーチは生徒たちを励ましますが、教えはしません。教えているのは我々の AI であり、つまりテクノロジーが教えることに、人間のコーチはコーチングに特化しているのです。これこそ我々が作りたいモデルであり、塾市場の最大の課題は教師の不足です。だから、我々は塾と共に新しいモデルを作りたいんです。
さて、私は今日、あなたに全てを理解してほしいと思ってはいないが、自らそうしようとするなら、スティーヴン・J・グールドの著書「人間の測りまちがい(The Mismeasure of Man)」を手に入れるべきだ。我々が知能と位置付けているものと、なぜ、そんなに知能を気にするかについて、何ヶ月も考えさせられるような話題を扱った素晴らしい本だ。