就職ランキングは平成でどう変わった?ーー平成ラストイヤーを振り返る社会変化「3つの視点」東洋経済オンライン・武政編集長(リレーインタビュー)

by ゲストライター ゲストライター on 2019.1.31

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本稿は最新PR動向が学べるコミュニティイベント「PR TIMESカレッジ」編集部による寄稿。リレーインタビューに参加してくれた東洋経済オンライン編集長、武政秀明さんは2月12日にヒルトン大阪にて開催されるイベントにも登壇予定

平成ラストイヤーということで振り返りの話題が多くなっていますね。読者のみなさんにとって平成とはどのような時代だったでしょうか?

戦後復興、高度経済成長、バブルというジェットコースターのような昭和を引き継いだ平成。平和で豊かな暮らしが当たり前になる一方、私たちが関係しなければならない「社会」や「課題」も多種多様になりました。

「ひとつの流行語で社会全体が関係を作れる」ーー平成も始まりの頃はそんな雰囲気があったかもしれません。しかし今や、テクノロジーやコミュニティの成熟が進んだことで、社会はより細かく細分化され、人々が持っている課題や問題意識は個人単位で可視化されつつあります。

これから始まる新しい時代にふさわしい関係づくりには、何が必要となるのでしょうか?

ということで、PR TIMESカレッジでは「企業の成長を支えるパブリックリレーションズ」をテーマに第四回目となるイベントを開催するのですが、今回、特別に登壇者のみなさまにそのヒントをもらうべく、リレーインタビューを企画いたしました。

テーマは「平成で「認知」が大きく変わったきっかけ」として、世の中がガラリと変わった出来事について、その理由などもお聞きいたします。登壇者の方々に直接会いたい方はぜひこちらの情報もチェックしてみてください。では、初回は東洋経済オンラインで新たに編集長に就任された武政秀明さんからです。(太字の質問は全て筆者。回答は武政さん)

これからのパブリックリレーションズ、細分化が進む社会との関係づくりを考える際、やはりここは温故知新ということで振り返りをみなさんにお聞きしています。武政さんが記憶にある、世の中をひっくりかえしたような出来事ってどのようなものが思い出されますか?

武政:パッと思いついたのは自動車やサラリーマン像の変化、そして仕事柄ですがやはりメディアの変化は頭に浮かびましたね。

自動運転のクルマってドラえもんとかの世界でしたが、今、本当に車道走ってますもんね。私、地方が長かったんですが、お金を儲けた人は決まって高級車を何台も買ってました(笑。

武政:自動車に対する価値観が変わったんでしょうね。収入が上がっても昔のようにエンジンや車体の大きな車を求めるユーザーは減る一方、燃費や維持費のかからない軽自動車やハイブリッド車を買う人が増えました。

多くの人が所有できるようになったことで「クルマ」に対するブランド価値や役割が変化したんでしょうね。首都圏について言えば、公共交通機関も発達して移動の問題が解消されたことも大きいです。

武政:やはり「技術革新」がきっかけですよね。軽自動車は各種機能がみすぼらしくなくなったし、エコカーは燃費の良さや新しいメカニズムを武器にユーザーを掴みました。

働き方も随分変わりました。

武政:エリートサラリーマンの代名詞だった銀行員の凋落というのは実は重要な視点じゃないでしょうか。ほんの10年ほど前までは銀行に就職できれば「勝ち組中の勝ち組」でしたが、今やメガバンクですら人員削減を進める時代になってるんです。ここのきっかけは「カネ余り」にあると思っています。異次元金融緩和と異様な低金利の環境で店舗数も多すぎる。銀行というビジネスが儲からなくなったんですよね。

なるほど、そう考えると本当に10年ぐらいの出来事ですよね。東洋経済さんも特集している人気就職ランキング、今年は航空や旅行系が上位ですが、2010年のものをチェックしたら明治製菓がトップでした。もちろんランキングがガラリと総入れ替えみたいなことはないにしても、盲目的な神話みたいなものはないんだと徐々に浸透してきてる感ありますね。

<参考>
先輩たちが選んだ「就職人気ランキング」100(就職四季報プラスワン・東洋経済オンライン/2018年11月27日掲載)

武政:他山の石ではないですが、同様に既存メディアの凋落もポイントに挙げておきます。今やネットメディアの影響力が大手新聞や大手雑誌と肩を並べ、時にしのぐことも出てきました。きっかけは言うまでもなくネットの普及です。テレビや新聞、出版などといったアナログだった既存メディアの壁がデジタル技術によって崩れ、宅配(新聞)や取次・書店(出版)流通の優位性も薄れてきています。

社会がマス一辺倒だった頃から考えると、本当に細かいバーティカル(業界・分野)にリーチすることが容易になりました。ソーシャルメディアの発達もたった数年で実用をはるかに超えるレベルに成長しています。これからの関係づくりを考える上で、こういった大きなプレーヤーからの分岐、選択肢の多様化というのはやはり重要視したい視点になりますね。

ということでトップバッターありがとうございました。バトンを次に回します。

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