リクルート、エクイティ取得以外の方法で出資を引き受けるブロックチェーン特化投資ファンドを発表——イスラエル発の匿名仮想通貨Beamに出資

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リクルートホールディングスの中間持ち株会社であるリクルートは、ブロックチェーン関連スタートアップへの投資に特化した新ファンド「RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.」を2018年11月に設立したことを明らかにした。また、同ファンドからイスラエルのブロックチェーンスタートアップ Beam に出資したことを明らかにした。

出資時期や金額については明らかにされていないが、RSP Blockchain Tech Fund は Beam への出資に対し、そのスキームからエクイティではなくトークンを Beam から取得している模様。リクルートでは、同ファンドの目的を「リクルートグループの新領域事業の創出を視野に入れた新テクノロジー・新ビジネスモデルの発掘及び事業機会の獲得」であるとしている。

Beam は、アドレスや機密情報をブロックチェーン上に記録しないことにより、トランザクションデータが第三者に流出しないことを特長とした匿名仮想通貨だ。2016年、匿名の開発者によって提案された「Mimblewimble Protocol」をベースに開発され、今年1月にメインネットがローンチされた。

リクルートでは、Beam の持つ機密情報保護の重要性と、ブロックチェーン技術のイノベーション促進における革新的な影響力を評価して今回の出資に至ったと説明している。

via Recruit Holdings, Beam Japan

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