Web改善コンサルティングのWACUL、産学連携の社内研究組織をローンチ——デジタルマーケティング分野の知見を積極的に提供・共有へ

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左上から時計回りに:WACUL CIO 垣内勇威氏、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の阿部誠氏、京都大学経営管理大学院経営研究センター長で経済学研究科教授の若林靖永氏、明治大学大学院先端数理科学研究科・総合数理学部准教授の櫻井義尚氏

Web 改善コンサルティング事業を行う WACUL(ワカル)は27日、社内研究組織「WACUL Technology & Marketing Lab.」を設立したと発表した。この研究組織では、中長期的な非連続な事業の発展に向けた研究活動と、Web マーケティングに関わる新たな〝勝ちパターン〟を研究するという。研究の成果は、WACUL の成長の土台作りや、同社の旗艦プロダクト「AI アナリスト」の改善に生かされる予定。

研究組織の代表者として、WACUL Technology & Marketing Lab. の所長には WACUL CIO(Chief Incubation Officer)の垣内勇威氏が就任。このほか、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の阿部誠氏、京都大学経営管理大学院経営研究センター長で経済学研究科教授の若林靖永氏、明治大学大学院先端数理科学研究科・総合数理学部准教授の櫻井義尚氏といったマーケティング分野の学術的権威が顧問として関わる。

今回の研究組織のローンチに合わせ、その活動の第一弾として「スマホ時代のEC市場の将来とECの検索窓から見たベストな UI の提言」と題された報告書が発表された。同社では今後、このような報告書以外にもオウンドメディアを通じてデジタルマーケティング分野の知見を積極的に提供していくとしている。

WACUL は2010年9月の設立、2015年4月に AI 活用によるアクセス解析およびコンサルティングツールの AIアナリストをリリースした。AI アナリストは Google Analytics とアカウント連携することで、コンバージョンレートを上げるために現在の Web サイトをどう改善すればよいか、具体策を人工知能が教えてくれるのが特徴だ。提案内容には、人工知能のコメントを受けて、WACUL のコンサルタントからの提案も付加される。

これまでの同社の累積資金調達額は12億円超。旗艦サービスの AI アナリストに加え、先月にはオウンドメディアに特化したコンテンツマーケティングの実行支援サービス「AI ライター」の本格提供を開始している。

via PR TIMES

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